倒産ストーリーその7 N企画の計画倒産とその余波 | モーニング娘。隠れハロヲタ!

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ストーリー6からの続きです。

加賀美さんともろもろ話をした翌日にまた加賀美さんからとんでもない電話がかかってきた。

うちと同じ境遇にある1社(B商事)が、株主Aの経営する会社に弁護士とともにブチ切れて行ったところ、まさに大喧嘩になり、その後、株主Aが業界の各社に  B商事の架空請求等の犯罪行為により弊社N企画は運営が困難に陥り、弊社はB商事を刑事告訴するに至りました。というような内容をFAXしまくったとのことだ。

私・・・「加賀美さん。。。株主A本当にひどいっすね。」

加賀美・・・「もう狂ってるとしか言い様がないよ。」

私・・・「警察署に言って相談してきます。弁護士にも相談したんですが、弁護士いわく、こちらが攻めると向こうもFAX等で攻撃されたら倒産しかねないから、倒産覚悟で攻めるしかないかもしれないと。。。」

加賀美・・・「あいつ本当に許せないな。。」

私・・・「とりあえず、今から警察署に行ってきます。」

加賀美・・・「わかった。情報入ったら連絡下さい。」

私・・・「了解です。」

そして、私はN企画がある場所の管轄の警察署に相談に行った。
こうなった経緯と現在こういう状況で計画倒産されたのに何も手出しができない旨を伝えた。
もろもろ細かい状況を説明していると、警察の方が「ちょっと待ってて」とある分厚い書類を持ってきた。
それは、弊社東京サービスその他各社への刑事告訴状だった。

私は唖然とした。

警察としてはまだ正式に受理はしていないが、弁護士が持ってきたので敬意を払って受け取ったとのことだ。

私個人を架空請求の犯罪行為として告訴しているのだ。

私は警察にこれはN企画に仕事を請け負ってもらって、大失敗をやらかし、損害賠償として請求したもので、詳細は全て過去のメールのやり取りにも残っているという旨を説明した。

そして、この一件は単なる株主と社長の喧嘩で、N企画はは全然運営していけるし、完全な計画倒産であるという旨と、私がかなりの額をとりっぱくれているという旨を伝えた。

私・・・「本当に倒産寸前まできています。これは株主Aの完全な計画倒産で犯罪行為です。」

警察・・・「わかりました。一度株主Aもここに呼ばなくちゃならんな。とりあえず、もしもろもろの立証できるメールや証拠があれば今度持ってきてください。」

私・・・「わかりました。よろしくお願いします。」

正味一時間くらい話をした後、私は会社に帰ろうとしたが、車の中で2時間ほど動けなかった。

体が震えそうだった。

なんで、俺が刑事告訴されるんだ?

なんで、こんなに取りっぱくれてる被害者の俺が犯罪者扱いになってるんだ?


悔しくて悔しくてしょうがなかった。

私は弁護士に電話した。

私・・・「先生、今現在、警察署に刑事告訴状が届いていました。」

先生・・・「受理されたの?」

私・・・「いえ、受け取っただけと言っていました。」

先生・・・「本当に許せないね。戦う気ある?」


私はその時、社員達の笑顔が頭に浮かんで、楽しかった日々を思い浮かべていた。。

私・・・「う~ん。。。」


来月の資金繰りをどうするか。。。でも、倒産させたくない。自宅も失いたくない。破産もしたくない。

私・・・「う~ん。。。。倒産させたくないというのが第一優先です。。。もしうちの内容が書かれたFAXでも業界各社に流されたらそれこそ倒産です。それが一番怖いですね。」

先生・・・「そうだよね。それなら悔しいけどもう相手にしない方がいいかもね。」

私・・・「悔しいですね。本当に。。」

先生・・・「本気で戦う気になったらいつでもおいで。」

私・・・「わかりました。ありがとうございました。」

と言って、私は電話を切った。


刑事告訴や取りっぱくれも気になるが、資金繰りをしなければ。。。

あと2000万円1ヶ月で集めなければ。。。
支払いも遅れてるんだ。。。。。
どうしよう。。。。
私は途方にくれた。


そして、金融ブローカーのCさんに連絡した。

私・・・「Cさん、保証協会で先月借りたばっかりなんですけど、また借りれますかね?」

C・・・「なるほど。そしたら、今から御社に伺いますよ。」

私・・・「ありがとうございます。」

C・・・「方法はいろいろあります。」

私・・・「よろしくお願いします。」

ということで、Cさんと会うことになった。

本当になんとかしてくれ!という思いだった。
働いても働いてもお金が入ってこない。。。
そして、支払えなくなると、私が加害者になる。。。

悔しかった。

本当に悔しかった。。

Cさんに期待するしかなかった。。。


つづく