そして、あっという間に時は過ぎ、光と食事をする日である2月23日(月)になった。舞は、約束より30分も早い11時に原宿駅に着いた。舞が、駅前に立っていると、5歳位の年の女の子がやってきた。

「あー舞ちゃんだーー」その声に周囲の人々は振り返った。

舞は、すかさず、「お嬢ちゃん、あまり騒がないでね」と言った。

「里香ね、舞ちゃんの大ファンなの。舞ちゃんの曲大好き。いつもCD買ってるよ。これからもがんばってね」

舞は、「ありがとう、これからも応援よろしくね!!」と言って、女の子の頭を撫でた。

「わーい、舞ちゃんに頭を撫でてもらっちゃった!!」そこに女の子の母親が来た。

「里香、勝手な行動しちゃダメでしょ!」

「だって、舞ちゃんとおしゃべりしたかったんだもん」

里香の母親「舞ちゃんて、あなたあの・・・」

「はい、歌手の小倉舞です」

「あなたが舞ちゃんなんだ。ごめんなさいね、うちの子がいきなり」

「いいんですよ。ファンの皆さんがいてくれて私がいるんです。私のことを好きって言ってくれる人を大事にしたいんです」

「あなた、若いのにいいこと言うのね」

「舞ちゃん、里香と写真撮って」

里香の母親「里香、舞ちゃんは忙しいんだから…」

「いいですよ」

里香の母親は、2人の写真を携帯電話で撮った。

里香の母親「ありがとうございました」

「どういたしまして」

里香は「舞ちゃん、バイバイ」と言って手を振った。

舞も、「里香ちゃん、バイバイ」と手を振り返した。