タジキスタンの旅(1)
EMIです![]()
ご報告が遅くなりましたが、
SAMURAI BLUEのブラジルワールドカップ3次予選のアウェー戦の応援に、
タジキスタンに行ったときの話です![]()
この国は、中国の西、アフガニスタンの北にあります。時差はー4時間の国です。
11月9日、まずは、成田から、韓国のインチョン経由でウズベキスタンの首都、タシュケントに着きました。
時差は4時間、インチョンからの所要時間は8時間です。
試合会場の、タジキスタンの首都、ドゥシャンベまでは、飛行機で飛べば1時間の距離ですが、
この二つの国の仲が悪くて、首都を結ぶ航空便がないのです。
ソ連時代には直結していた鉄道も今は直通する列車がないという状況だそうです。
そのため、タシュケントに1泊し、次の朝、ウズベキスタンの南の端、
アフガニスタンの国境近くのテルメズというところまで飛行機で飛んで、
そこから、陸路250kmをバスに乗ってタジキスタンに入りました。
途中、これまで、普通には経験することのない、国境越えがあります。
国境越えは15分でできたという人もいるし、3時間掛ったという人もいるし、
連れて行ってくれた旅行社の添乗員も初めての経験で、
とても大変な旅行になりました![]()
PARK TURON HOTELという
ちゃんとしたホテルに泊まって、
WiFiもちゃんとしていたのでブログが更新できました。
次の朝、7時半、日の出前にホテルを出ました。
タシュケントの国内線のターミナルは最近新しくできたところだそうです。
(こういう写真を撮ることは禁じられています
)
そして、なんでこんなに時間がかかるのかと思われるくらい時間をかけてチェックインして、
9:22
ただし、ジェットエンジンでプロペラを回しているので、日本のYS11よりは高性能だと、
同行のXX社勤務のエンジニアさんに教えてもらいました。
そして、2時間弱の飛行のあと、テルメズの空港に着いたら、
なんと、パスポートを取り上げられました。それに帰りの航空券も![]()
待たされること小一時間。
取り調べを受けているみたいに、待っている私たち一行![]()
パスポートのチェックが終わって、航空券も取り返して、疲れきってバスまで歩く16人の仲間です。
12:12
国内線に乗ってパスポートをチェックされるとは思いませんでした。
アフガニスタンからたった20Kmの国境の町だからなんですね![]()
ここから、ふたつの小型バスに分かれて、タジキスタンとの国境までの190Kmを走ります。
テルメズは昔、三蔵法師がお経をもらいに旅したときに通った由緒ある町です。
それにアレキサンダー大王も来た要所です。
ガイドさんは英語で一生懸命説明しますが、誰も聞いていないので途中でやめてしまいました。
そして、国境に着きました。
ガイドは帰って、代わりに屈強な男がリアカーで荷物を運んでくれます。
ほんとは、ここも撮影禁止です![]()
国境区域は撮影禁止ですから写真はありません。
まずは税関。
たくさんの人が並んでいて、列が全然進まないので、どうなる事かと思っていましたが、
荷物運びの男が袖のxxを渡したのでしょう、日本人は先に入るようにと指示されて
審査が始まりました。
女性は女性の審査官がハンドバッグの中までチェックします。
荷物のX線検査は、荷物運びの男が通してくれます。
次は、出国審査です。
ブース内の審査官が、たくさんの人が並んでいるにもかかわらず、
私たち日本の女性には、世間話をして時間を潰しています。「真面目に仕事せんかい!」と言いたかった![]()
やっと出国したかと思いきや、そのあともふたつ関門があって
銃を持った兵士にビザをチェックされました。
そして中間地帯で、タジキスタンから来た荷物運びの男が、荷物を積み替えて
ウズベキスタンの荷物運びの男は帰ります。
ガイドからは30ドル以上は絶対に渡すなと念を押されていたので、代金は30ドルということのようです(全員分)。
タジキスタンの荷物運びの男と一緒に登場したのは、可愛いガイドさんでした。
外国語大学日本語学科の3年生のニルちゃんです。
これは別の時に撮った写真ですが、左がニルちゃん、右は4年生のマヒナちゃんです。
ふたりとも日本人と話すのは初めてなのに日本語がとても上手です。
とてもかわいいふたりなので、私たちはいっせいに「タジキスタンは良い国だ!」と印象がグッとよくなりました![]()
ニルちゃんが、入国カードに記入してくれて、イケメンの審査官がハンコを押して、
入国審査はすぐにお終いになりました。
4000メートル級の雪山がきれいでした。この場所だけは、そばにいた兵士が撮影許可してくれました。
そして、税関に向かいます
税関もニルちゃんが読み上げて審査官が書類を作成してくれて、終了。
それでも、国境越えが終わったのは、17時10分になっていました。
今度は車3台に分かれてドゥシャンベへ向かいます。
昼ご飯を食べる時間もなかったので、みんなおなかがペコペコです
。
「ホテルにチェックインする前にレストランへ行きたい」との要求が通って、
モスクワという名のレストランについたのは午後7時でした。
そして、待望の晩ご飯は、
ボルシチのはずが餃子スープになってましたが、それとシャシリク。
コウ父は待望のビールに、お酒が飲めない者たちはコーラでした。
そして、ホテルへチェックイン。
ツインベッドの部屋が足りないというので、私たちともうひと組の夫婦だけが違うホテルに行きました。
少しトラブルがありましたが詳細は割愛します。
WiFiのパスワードを間違って教えられたので、この夜はブログの更新ができませんでした。
風呂のお湯も満足に出ないホテルでしたが、長旅の疲れで朝までぐっすり眠りました。
(つづく)
















