第7回ぎゃろっぷ杯での走りの解析
コウ父のドッグスピード研究です。
4月19日に開催されたルアーコーシング第7回ぎゃろっぷ杯でのサイトハウンドの走りの解析が
やっと終わりましたのでご紹介します。時間がかかってしまった(゚_゚i)
会場の様子です。馬場の中央のコースを走ります。
ボルゾイの中で最速だったルディさんの走る様子です。大型なので迫力ありますね。
ゴール真横のスタンド最上段
からワンコの走る様子を
ビデオに収めました。
スタートラインとゴールラインが
引いてあります。
スタートラインは小型犬用に
30mの距離のところにも
あります。
手前サイドにはだいたい2m間隔でポールが打たれています。
ビデオを見て、
ワンコの鼻が i 番目のポールと重なったときにスタートから x メートル進んだとしたいのですが、
ポールの正確な位置がわかりません(ドッグイベントクラブのコースだと巻尺が置いてあるのでわかります)。
そこで、技を使ってポールの位置を推定しますが、その技の説明は省略です。
(ウイペットは30mから70mは一定のスピードで走ると仮定して、ウイペット4頭の走行データから
ポールの位置を推定しました。)
そのように決めたときの、ウイペット4頭の走行データです。
横軸がスタートからの時間、縦軸が距離です。
スタートの時点はスタート係のステイさんが犬から手を離した瞬間をビデオで見て決めました。
スタート後、3秒以降は斜めの直線になっていますので、一定の速度で走っている様子が示されています。
速度の計算は微分演算といってちょっとした誤差で大きく振れるため、がたがたしたグラフですが
頭の中でならしてあげると、スタート後3秒以降は、15m/sくらいのスピードで走っているのがわかります。
そのウイペット中最速だったマセラティくん第1走の様子です。
次はイタグレです。
ウイペットより早く一定の速度になっています。つまり加速がいいんですね。
イタグレの走る速度は12~13m/sでした。
イタグレで最速だったVitoくんの走りです。
次に、走る速度と加速に要する時間と距離を、各犬種ごとにタイムがよかった数頭について調べました。
まずは、最高速度になるまでの時間(加速時間)と最高速度とのグラフです。
ひとつのマークが、ある具体的なワンコ1頭を示していて、マークの形が犬種を示しています。
上にあるほど加速に時間がかかり、下にあるほど最高スピードになるまでの時間が短いということを
示しています。また、右にあるほど最高スピードが速いことを示しています。
これによると、ウイペットの最高速度と、ボルゾイやサルーキの最高速度とはあまり差がない
ことがわかりました。ウイペットが最速と思っていたので、これは意外な結果です。
100mのタイムは加速に時間がかかる分だけ、ボルゾイやサルーキはウイペットより悪くなります。
めずらしいファラオハウンドはイタグレ並みのスピードですが、重い分だけ加速に時間がかかります。
つぎは、最高スピードになるまでの距離(加速距離)と最高スピードのグラフです。
イタグレのなかには15mくらい走ると最高速度に達するのがいます。
具体的には、加速距離15mラインのちょっとしたにある2点のうち
速度が13m/sくらいの青点がvitoくん、12m/sくらいの青点がジーナちゃんです。
この2頭の加速は驚異的ですね。
とくにvitoくんは最高スピードも速く、加速もよいということで、ここにvitoくんの強さの秘密がありますし、
みなとみらいのコーシングのときに助走距離をあまりとらなかった理由でもあります。
一方、ウイペットは25~30m走らないと最高速度にはなりません。
ボルゾイやサルーキ、ファラオハウンドに至っては40~50mです。
もう少し調べてみると、
ボルゾイの場合、2秒半くらいまでの急加速の後、まだ、徐々にスピードを上げていることが
速度変化のグラフから読み取れます。
次の速度変化のグラフからもサルーキでもまだ加速を続けているのがわかります。
したがって、ボルゾイやサルーキは100m走っても、まだ最高速度になっていないので、
100mの距離ではなく、200mの距離があれば
ウイペットよりもよいタイムを出せるのかも知れません。
殿堂入りしている、サルーキ・デュークくんの走りです。
以上で解析は終わりです。
ところで何がわかったの?
サイトハウンドの犬種ごとの最高速度と加速度です。
それがわかるとなんかいいことあるの?コウちゃんの成績向上とか?
とくに何にもありません。ただ、どれくらいのスピードで走ってるのかなという興味からやってるだけです。
コウちゃんの成績向上にもつながりませんが、スタートダッシュが遅いということだけはわかりました。
みなとみらいの記録との整合性はまだありません。
DogTimeRaceのような50mで狭い空間での走りとの関係を調べていますので、
つぎに発表したいと思っています。
これには、データの蓄積が必要です。
最後に、蛇足です。
30mまでのポールの位置の推定はイタグレのデータを使ってやりました。
下は、スタート後3秒、25mまでの走行データのグラフです。
□のマークはイタグレFのデータを、放物線で近似したものです。
2秒くらいまでよく近似できていると思います。
近似できている期間が加速期間ということになります。









