【観て来ました】実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち) | harzixのなんとかなるなる(*´∇`*)

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結局「連合赤軍」ってなんだったんだろう?
「総括」「自己批判」ってなんだったんだろう?
「武装蜂起による世界同時革命」ってなんだったんだろう?

ワタシの頭の中でこうした疑問がグルグルと駆け巡っていた「3時間」でした。

【率直な感想】
彼らのやっていたのは「所詮、頭でっかちの『戦争ごっこ』」だったと思いました。
そして、上に立つものが「粗探し」「嫉妬」を「総括の名を借りて」行った「ただの『イジメ』」でした。
それも「人殺し」を「屁理屈で正当化」しようとする「卑劣な『リンチ』」でした。

それを見事に証明したのが、リーダーの森(逮捕後、拘置所内で自殺)と永田(死刑確定、現在も未執行)でした。彼らは、散々「人殺しをしたあげく」二人だけで「よろしくやっていた」のですから。

志があったとはいえ、やったことは「13年前の宗教団体」となんら「変わりない」そう思いました。

【現代に照らして思った事】
彼らはほとんどが二十歳前後のそれも現在でも超一流と言われる「大学に在籍していた」若者達。
彼らの理想は今でも通用するのかもしれません。

なぜなら、この30年間、政府や役人や企業の不正はなくなるどころか、30年前の比ではないからです。

でも、デモを起こす若者なんていないし、選挙の投票率は下がるばかりです。

じゃあ、デモしたり、武装蜂起すべきなのか? 否、ワタシはそうは思いません。

「日本の若者達は体制によって骨抜きにされてしまった」からでしょうか?
「飼いならされた国家の犬」になってしまったからでしょうか?

いや、「反体制としての怒り」は今も確かに存在してます。

そして、そうした怒りは今「内側へ向かってしまっている」とワタシは思います。

ワタシのように(軽いか重いかはともかく)病気になってしまう者。
その怒りを肉親に、無差別に実も知らぬ他人にぶつけて「殺戮」を犯す者。

日本人は「個人も国家も見失った」哀しい民族に成り果ててしまったのでしょうか?

今もその「答え」をワタシは見つけられず、彷徨っています。

ただ、「希望」と「勇気」だけはなくしちゃいけない!そう思うのです。

【追記】
ふと、ワタシは「自分の二十歳の頃を思い出そうと努力」してみました。

そうしたら、やっぱり思ってたんです「俺は世界を変えてやる。俺ならそれが出来る。」と。


【簡単ですがレポ】
下高井戸シネマ。
大学の先輩ブログで上映が今週一杯であることを知り、昨日しかない(最終日の今日は病院があって無理)と判断、とるものも取り敢えず、って感じで劇場へ。
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平日にも拘らず、7~8割の入り。年配の方はさもありなん、若い人も結構いらっしゃってました。


鑑賞記念にこれを購入。



内容紹介
1972年の「あさま山荘」事件や12人の「粛清」で日本を震撼させた連合赤軍。その連合赤軍の軌跡を描いた映画『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(若松孝二監督、2008年ベルリン国際映画祭で国際芸術映画評論連盟賞・最優秀アジア映画祭賞を受賞)の公式ガイドブック。元幹部の獄中からの手紙や元メンバーの発言のほか、「1960→1972 連合赤軍全記録」、撮影日記、出演者のメッセージ、音楽を担当したジム・オルークのインタビュー、雨宮処凜、鈴木邦男、森達也氏たちの寄稿を掲載。
(Amazon.co.jpより引用)

【公式HPブログより】
下高井戸シネマ最終日
早いもので、下高井戸での上映も明日(29日)が最終日です。

おかげさまで、連日、たくさんのお客様が劇場で足をお運びくださり、
とても充実した上映となりました。
ありがとうございました。

明日(29日)も、若松監督が、劇場にてご挨拶させて頂きます。
また、出演者のARATAさん(坂口弘役)も駆けつける予定です。

ぜひ、劇場へお越しください。
【以上、コピペ】