3:30
アラームの前に目が覚めた。
もう一回寝ようかと思ったけど
今日こそは気球が見れるかも。と起きることに。
すぐに天気チェック。
風速1m（昨日は2m）
期待が高まる。
5:30
ホテルを出発。
まだ気球は見えない。
目的地はローズバレーとレッドバレー。
途中 牧場に居た馬が
私が横を通った時に
突然暴れだしてビックリしていたら
飼い主さんが出てきてくれた。
更に歩き進め
バギー乗り場を通り過ぎた。
通り過ぎて30mくらい進んだところで
後ろから『Today is no fly.』と
叫んでる声が聞こえた。
振り返ると、もう一度 『No fly』と
叫びながら手を振ってくれている。
バギー乗り場のおじちゃんが、
私が行くことが無駄にならないように。と
教えてくれたんだろうな。
『Thank you. No problem.』
とお礼を言って、歩みを進めた。
そっか…。
今日も飛ばないのか…。
天気も良くて、体感では風も無いのに。
本当にガッカリしながら
それでも気球の出発地点を目指した。
見れるチャンスは
あと1回しかない。
明日も見れない気がしてきた。
トボトボと目的地に向かう。
途中、大きな犬が３匹現れて
進もうとする前に立ちはだかる。
尻尾を振って食べ物が欲しいのかな。
手持ちがないので、
ないよ〜と言いながら、
噛まないでね。と思いつつ前に進む。
朝焼けが綺麗だった。
気球が飛ぶ地点へ向かう途中
気球を乗せた車が
どんどん街の方向へ戻っていく。
何台も、何台も。
本当に飛ばないんだな…。
気球を運ぶ車は
トヨタ車が多かった。
ちゃんと日本車が活躍していて
何だか安心した。
何組か写真撮影している人が居た。
映えるドレスを着て着飾った女性やカップル。
気球が飛んでいたら
もっと綺麗な写真が撮れただろう。
私もガッカリだけど
同じ思いの人が
たくさん居るんだろうなと思いながら
ローズバレーに向かった。
膨らませている途中なのか
片付けているのか
1機だけ気球に遭遇した。
想像よりも凄く大きい。
暫く見ていたけど
写真以上は大きくも小さくもならずだった。
ローズバレーに向かう途中の奇岩も最高。
カッパドキアでは
３種類の奇岩ツアーがあるみたいだけど
どこに行っても綺麗な景色が見れるので
わざわざ参加する必要はない気がする。
6:20
ローズバレートレッキングコース入り口に到着。
昨夜の雨で道路がかなりぬかるんでる。
歩いている人は1人も居ない。
6:30
車がたくさん集まっているポイントが出てきた。
何があるんだろうと
寄り道してみることに。
そこの大きな岩山は
岩肌の色が何層にもなっていて
凄く綺麗だった。
なかなかその色を収めることができなくて
何度か写真を撮り直したけど
iPhoneでは限界だった。
更に奥に進むと
奇岩に穴があって
左の穴から中に入ることができた。
中はすごく素敵だった。
ヨルダンのペトラを思い出す。
ここからエルハズネが現れそう。
全くリサーチしてなくて辿り着いたところで
こんな綺麗な場所を見れたことに感謝。
そこまで広くはないけれど
友達がもしギョレメに行くと言ったら
必ずオススメする。
すぐにGoogleMapを調べたけど
探すことができなくて
フラグを立てることができなかったけど
たくさんの車が居るからすぐに分かるはず。
6:40
本線に戻り 先へ進んだ。
雨でぬかるんだ
とても細く勾配のある道がずっと続く。
道の中央が昨夜の雨の水路になっているので
側面の傾斜のある岩肌を歩く。
両サイドに生い茂る草や木の枝を避けながら
まっすぐ立って歩く事ができないので
足首がどんどん痛くなっていた。
7:10
目的地のひとつ
岩の中にある教会に到着。
分かりづらいけれど
洞穴の天井に装飾が施されている。
トルコにはたくさんの洞窟教会があるらしい。
キリスト教徒が
イスラム教勢力から逃れるために
造られたとのこと。
そんな貴重なものが
少しトレッキングしただけで見れるなんて
ありがたい。
本当はもう少し先に
何ヶ所か目的地があったけど
足首が限界なので折り返すことに。
帰りにもう一度
あの綺麗な岩穴に入ってみようかな。
と思ったけれど
着いた時には
車の数も増えていて
とても入れそうになかったから
諦めることに。
7:30
帰りに現れた 大きい岩に入ってみることに。
部屋がいくつかあって
誰かが生活してたんだろうな。
中からの景色も綺麗だった。
こういう場所があちこちにあって
しかも無料で勝手に見ることができる。
昨日行ったギョレメ野外博物館は
行かなくても良かったかもしれないな。
と思いながら
景色を楽しんだ。
8:20
ホテルに戻ってきた。
歩数が14000歩を超えてた。
それは足も痛くなる。
靴もドロドロになってた。