母が施設に入居して半年以上経ち、面会や実家に行くペースが安定してきたので、1ヶ月に1回は義父の所へ行くようにしています。
以前は着くなり家中の掃除に追われ、食事作りや頼まれごとをしているとあっという間に帰る時間になり、たまにくる家政婦みたいだったのですが、
ヘルパーさんに週に2度来てもらうようになり、やたら掃除掃除💦とバタバタせず、仏壇やお風呂など少しの掃除を終えるとゆっくり買い物に連れだしたりできるようになりました
ヘルパーさんに、買い物に連れて行って欲しいというのはなかなか言いにくいようで、この日はスニーカーとキャップが欲しいらしく、車で15分ほどのショッピングモールへ行きました。
義父は86才にしたらかなりオシャレな方で、今回買ったのはニューバランスのスニーカーとPUMAのキャップ🧢
ニューバランスのスニーカーは売り場で一番の高額商品
会計を終えると義父は
もう一度スニーカー売り場に戻って言いました。
サヨさん、こんな靴どうや?
どうやら、私に買ってくれるというのです。義父が指差したスニーカーは、良い物ではあったけど、全く私の趣味ではなくて、
いやー、お父さん、私こんな靴あまり履かないから
と言っても
これは?こっちの色はどうや?
次から次へと指を差しまくり、どうしても履いてみろと
義父の気が済むのなら、何でもいいから買ってもらおうかと思ったけど、
やっぱり履かないとわかっている靴を、年金暮らしの義父に買わせる訳にはいかないと考え直し
お父さん、せっかく買ってもらっても履かなかったら勿体無いから。本当に欲しいのがあったらその時に買って
義父は残念そうで、たぶん今度買ってもらうこともないけど、気持ちだけで十分。
お父さんが、ヘルパーさんに来てもらいながらでも一人で生活してくれてることが、どれだけ助かっているか。
認知症になることもなく自分で何もかも管理してくれてることが、どれだけ有難いか
今後どうなるかわからないから、そんなことは義父には言えないけど、いつもそれは感謝しています。
月が変わったので、また義父の様子を見に行く日を決めなくちゃ
今度はプンちゃんも連れてきてあげて
毎回別れ際に言われる義父のセリフ
プン、行くヒマあるかしらそろそろ義父の言葉がプレッシャーになってきました
86才にしてはなかなかでしょ?