母のグループホームで納涼祭があり、家族1名の参加の要請がありました。
その前日の土曜日も仕事だったので、(日曜くらい休みたいと思って)妹に行ってもらえないかと頼んでみました。ダメ元で
すると意外にも
その日は何も無いから私行くで
と妹らしからぬ返事が
で、行ってもらうことにしました
ところが数日後、例の精神科入院の話が浮上して「ホームがお母さんを追い出そうとしている」と逆上した妹は、精神科に紹介状を書いた内科医の面談には行かないと言い、その後、当然のように
私、納涼祭も行かへんから。断っといて
と本来の妹らしい連絡が
ホームに腹が立ったり、内科医に不満を持つのは人それぞれの感情や思いもあるだろうからそこはもう良しとしても
他の入居者さんのご家族が来ていて、母には家族が来ないという状況を
妹は何とも思わないのでしょう。
彼女はいつも自分の気持ちが最優先です。
そこだけは絶対にブレないのです。
父が生きている時から、妹の自己中には何度も何度も腹を立て、情けなく思い、憎んでいたと言っても過言ではないくらいでしたが、もう、そこまでは思いません。
妹の態度が今の母を悲しませている訳ではないからです。
たまに顔を見せる妹に喜ぶ母。
それだけで妹の役割は果たしているのだと思います。
結局納涼祭には私が行きました。
コロナ感染が広がって、館内に入ることすら制限されていたのに、4時間も母と一緒に施設で過ごす納涼祭
いつもと違う食事のビュッフェスタイルに混乱したのか、取らなくて良いものを取る、人が取ってきたものを勝手に食べる、食後のケーキを何回も何回も欲しがる。
あぁ、母はいつもこんな感じなんだなぁと日頃の母の様子がわかるような気がしました。説明されても理解できないことがある一方で、職員さんに対する高飛車な態度を取ったり、自分の要求を通そうとする強引さを見せる母
最後に行われた盆踊りでは、炭坑節が何度も流れる大広間で、踊りの輪が一人抜け、一人抜けるうちに、
最後まで踊っていたのは母一人でした。
もちろん、きちんと踊れているのではなく、ただ音楽に合わせて手を叩いて歩いているだけです。笑顔に見えても目は笑っていない母は、何度も何度も私の前を手を叩きながら通りすぎました。
踊っているの母には、私が見えてないようでした。
他の入居者さんの家族さんが、
足腰しっかりしててすごいですねー
と言って下さいましたが、
その方のお母様は91歳。
うちの母は77歳。
母はダントツに最年少なので、
一人踊っているのは当然の結果かも
踊っている母の動画、「いつまでも一人で踊ってる」と妹に送ったら、
得意げに踊ってるうちに帰ったら?
と返ってきました。
私が帰りたがっていると思ったのかもしれないですが、
そんなこと思ってなかったし、
その言葉が何かイヤで、その後は返信せず、予定通り最後まで残りました。
どこか懐かしい炭坑節の音頭は、いつもお祭りで太鼓を叩いていた祖父(母の父)ことを思い出させてくれたようです。
昔の話をしていました。
母の言動には波があり、穏やかな時もあります。
私には職員さんが母を追い出そうとしてるようには見えませんでしたが
精神科医との面談を翌週に控え、ホームの思惑を探り探りしながら、数日後の精神科受診の付き添いの約束をして、この日は父にお線香あげずに帰りました。