人生のリセットスイッチ
「君達はまだ若い! いくらでもやり直しがきくのだから失敗を恐れずに何事にも立ち向かって人生を切り開いてほしい!」
そんな言葉を来たのはいつのころだったか・・・。
高校卒業、大学卒業のときにたいてい聞く言葉ではないだろうか?
その人生のリセットボタンもいつの間にか消え去ってしまったような気がする年齢になり、ふとそのスイッチについて考えるような出来事が起こった。
大学入試の問題を携帯から送信してその回答を得る・・・。
これも新手のカンニング、そしてこれも若気のいたりといえるだろう。
確かに、不正はいけないことだが、かといって、これで人生がだめになるほどの事件ではないのではないだろうか。
世のなか、不正、欺瞞に満ちている。
儲かると思ってやった仕事はうまくいかず、利益にもならないが人のやめ世のために行った仕事があとですばらしい報酬をもたらす。
儲けに走れば不正を侵す。
そしてその不正にはあとからつけが回ってくる。
が、ある程度の責任をもつ人間が、これらの不正を行えば、当然リセットスイッチはきかず、その責任を取らされることになる。
そういった意味からも、社会に出る前の若者にはリセットスイッチがあり、それが特権といってもよいだろう。
しかし、幼児を殺害するためにうろつき、それを実行するような輩に、リセットスイッチは用意されるべきではない。
世の中、そうは都合よくできてはいない!
さて、自分のリセットスイッチは本当に正しい時期に、正しい道を選べたのか、ふと考える年になった。
論語には、五十にして天命を知る。 とある。
リセットがきかないことを意味するが、その人生の意味が明確になるということであろう。
道を誤ったといって自らの命を絶たれる方も多い。
今の人生の意味を知り、その人生という道の目標がわかる年になってしまった。
まだ若い方・・・・せっかくリセットできる人生ならば、これからの道を固定観念にとらわれず、考えてみるべきではないだろうか。