移植法案 A案が衆院で通過! | 内藤接骨院 院長の日記

移植法案 A案が衆院で通過!

昨日、臓器移植法案のうち、A案が衆院で可決された!
脳死を人の死とするかどうか、重大なテーマを国会で審議しているわけであり、これにより、日本の移植医療への道がより開かれることになる!

賛否両論あるが、このA案は、脳死を人の死とし、本人の意思が確認できなくても、親族の同意があれば、子供からでも臓器の移植ができる道を開いた案である。

国内で移植ができずに、海外で移植せざるを得ない人たちが、いま日本国内に大勢いる! 

渡航費用や、保険の利かない国での手術や入院費用を含めると、数千万かかるといわれていたが、イギリスなど、他国からの臓器移植を拒否する動きが生じる中、アメリカでの臓器移植では4億もの費用を請求するようになっているといわれている!

一方、脳死を人の死と受け入れられないと考える人たちもいる。
親族の死を受け入れることがなかなかできない国民性が日本にあるという主張もある。

人により、死の受け取り方が異なっているのは事実だ!
宗教の教えによるところもあるだろうし、心情的な面もあるのだろう。

失ったものへの喪失感は簡単に補うことはできないことも事実である。

私は、もし自分の意識がなく、痛みも何も感じなくなり、遠巻きに自分の姿をみているような状態になって、脳死となったのなた、臓器を移植してほしいし、ドナーカードを持っている。

今回のA案は、脳死判定の拒否、移植の拒否をすることが可能になっている! それゆえ、このA案でも、自由度が高い法案であるように感じる。
これは、個々人の死に対する価値観の違いが認めれないわけではなく、臓器移植の道を広げることができるのだと考える。

医療は、抑制させられてきたが、やはり、救急の場合でも、助かる可能性の高い人を助けるトリアージが行われることを考えても、助けることのできる人たちにより手厚い医療を行ってゆく必要があるように感じる。

災害時に、助けることが不可能と判断され、見捨てられる人がでることも、救急医療を取り扱ったTVドラマなどでよく再現されてきているが、今回のこの法案は、医師やトリアージする医療従事者の判断で医療を打ち切られることはなく、あくまで、患者本人の意思と親族の意思によってその判断を行うことが認められている。

ただ、親族での判断となると、やはり医療の打ち切りに対しての判断が救急医療のトリアージを行う医療従事者のような医療知識はもっていないといった観点からも、この問題を心情的な問題で判断せざるを得なくなり、それが患者当人にとって、本当に喜ばれる判断かなども不明である。

この問題、移植にしても、延命にしても、医療の進歩がもたらした問題に他ならない。 
命を助けるといった医療本来の目的を今一度見直して、この選択における自由度は下げないようにしながら、国民全体で考える必要がある!