成功する人々の法則
マルコム・グッドウェルの書いた天才! 成功する人々の法則を読んだ。
成功する人は限られたごく一部であることはだれも否定できない事実である。この事実について、本人の努力と才能でたち取ったというような書籍や伝記が多いが、実はそうでもないということを、ことこまかに多くの事例を元に考察されている。
IQの異常なほどに高い人が、成功するということでもないらしい!
アメリカのクイズ番組でゲストとして登場したのは、クリス・ランガン
100人の観客を相手に一人でクイズに答えて行くという番組でも勝ち続け、きりのいいところで賞金金額と、次の問題を解けなかった場合のリスクを考え、25万ドル獲得してクイズを降りて帰ってしまう!
彼のIQはなんと195!
しかし、その生い立ちや時期的なものから、成功を収めたとはいいがたい人生を送っているという!
ビルゲイツについてもこまかく成功を得るまでの過程が記載されている!
本人の才能、そして努力も必要だが、才能はある程度のレベルをクリアしていれば、成功の条件になるという。
努力だが、すきこそものの上手なれ。 という言葉があるが、実際に一つの事柄を成功に導くのに必要な技術を身につける時間も明記してある!
時間にして10,000時間だという!
ある程度の才能・・・
成功には統計上、マカリスター(高卒)よりは、大卒レベルの知識をもっているほうが優位になるそうだ。
そして、レベルを上げるためのスキルアップを行う時間と努力!
そして、それらの時間と才能を発掘させるための周囲の環境であるということだ!
この問題をクリアし、始めて成功の法則を具現化できる。
環境というのは、国や居住している地域ごとの文化の違いによるところが大きいということも読めばよくわかる。
これらが整い、そしてチャンスに恵まれて始めて成功をすることができる人がでてきていることがよくわかるないようになっている。
チャンスには時代的な背景も含まれる!
いまの就職戦線をみていてもわかるが、2年前は、売り手市場!
が、昨年までなんとか就職も売り手市場ではあったものの、今年から急激に需要が冷え込んでしまい、雇用情勢は悪化してきてしまった。
1987年生まれでいま就活をしている人達にとって、いくら優秀でも、一昨年、極端に優秀ではない人のほうが簡単に一流企業に就職し、結果として人生に成功をもたらしてしまうことになる!
よく、人のせいにするな! とか、世の中がわるいとかいっているようでは・・・というおえらい先生方の決まりきった講演口調が聞かれるが、こらは誤りだといわざるを得ない。
誰にでも均等にチャンスがあるわけではない!
とくに、今の社会、子供たちに対する教育は、金持ち優遇となっており、チャンスもなにもかもすべて富の中からのみ選択されてしまうことが多くなってきている。
逆境を跳ね返せる制度が整っていない!
昔、私はもっと苦労をして勉強したから今があるんだからお前も!
というおやじの説教も、あまり意味がないことになる。
努力だけではどうしようもない文化の違いや、血筋、時代背景も含めた環境が成功に作用してしまうことは否定できない事実である。
金持ちにだけ優位なこの時代・・・・
記載されているマタイの福音書25・29の言葉が身にしみる・・・・。
誰でも、持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまで取り上げられる。
小泉さんの変えた日本は、マタイの福音書のこの節がぴったりと当てはまるようになってしまった感がある。