社会起業家とは、渋沢栄一のように、道徳の世界と経済の世界の両面を取り入れることができる「矛盾の達者」ではないであろうか。

 

資本主義や民主主義のように効率的な機能を発揮するシステムには、じつは市民社会のようにたくさんの矛盾を抱える土台が必要なのであろう。

 

その土台の上で「営利と非営利のすき間」をイノベーションで埋める主役になるのが社会起業家なのだ。

 

これからのリーダーは、不効率性と矛盾を抱えながら、一人一人の想いを集積し、大河として社会の原動力にする合理性を求められる時代になる。

 

一般的な米国的経営と言われるのは、企業の経営者や従業員の役目をはっきり分ける分業型である。

 

一方、日本型経営は、経営者も現場を体験してきた渾然一体型だ。

 

曖昧で、矛盾を抱えているところに渾然一体で共生できるのは、まさに日本人の感性である。

 

日本はたくさんの社会起業家を創出する可能性をもち、市民社会の王道を歩める素質も十分にある。(渋沢 健)I totally agree☆