おはようございます。

こちらの写真は六合夜市の屋台で食べた臭豆腐ですが、この料理には個人的な想い出があります。

この臭豆腐は屋台で販売する場合、リヤカー等で移動販売する方法を採用する店があるのです。

今から30年ほど前、台北市内にある12階建てマンションの8階に住んでいたときの話になります。

仕事を終えて帰宅すると、マンションの入り口、それも守衛さんの控室の前に、毎日同じ時間帯に臭豆腐を売りに来るオジサンがいました。

しかも、1階で揚げている豆腐の臭いが、なんと風に乗らなくても自ずと8階まで上がってくるのがすごい。

この臭いに慣れない頃は、「頼むから他の場所でその豆腐を揚げてくれないか」と言いそうになったこと数知れず。

しかし、思っていることを口にする前に、どんな味がするのか一度確かめようということで、買って食べてみることにしました。

その味は、まぁ美味であったこと！

そこからオジサンとの交流が始まったのは、懐かしい思い出です。

今では揚げたものも、蒸したものも、おいしく頂けますし、ビールにも紹興酒にも似合う一品のようにも思えます。

臭豆腐の想い出