追記: この度この記事を、いつもお世話になっております 猫木 葵さま宅にて開催されているステキ企画に参加させていただくことになりました~☆
猫木さま、ありがとうございます(∩´∀`)∩ワーイ

企画会場はコチラ


デンジャラスゾーンへの入口ですよ?
背後に注意してくださいね |д・) ソォーッ…

ぶるまん。
~ドキリ☆秋のコスプレ大会~

(『十把一絡』のロックロック様作のステキなバナー、無断転載は禁止でごさいますっ( ー̀дー́ ))


なんとか滑り込みでハロウィンネタです。

以前、某様から【mamiのマミーコス】とダジャレチックなお言葉をいただいて、なんだか嬉しくて書き始めたこのお話。
気がついたら、1ヶ月以上も放置したままでした……Σ(゚Д゚)
どうにかハロウィンに間に合ってよかった……ε=ε=ε=(ノ`・∀・)ノ

我が家の蓮様は相変わらず壊れ気味ですので、抵抗のない方はどうぞ|ω・`)








.•*¨*•.♬パーティーの前に.•*¨*•.♬



ドラマの撮影の休憩時間。

テレビ局のカフェテリアでマネージャーの
社さんと、久しぶりに共演する最上さんの三人で食事をとっていた。
ふと会話が途切れた瞬間に聞こえてきたテレビの音に視線を移すと、ハロウィンに向けたコスプレ特集が放送されている。


「はぅぅ~。プリンセスコス…綺麗ですねぇ、可愛いですねぇ~」

テレビから流れる夢の国のプリンセス達の衣装に、最上さんは夢見心地だ。

最上さんのプリンセス姿。
彼女の白くて華奢な身体には、淡いパステルカラーのドレスがよく映えるだろうな。
ハロウィンらしい黒とオレンジのミニドレスも、彼女のスラリと細く長い脚を際立たせてくれるだろう。
はっ!アニマルコス!?
黒猫姿の最上さんも……良いっ!!
ああ、嫌でも駄目だ!そんな可愛くてセクシーな尻尾……誰にも見せられないっ!!

「……蓮、気持ちはわかるが此処はテレビ局だ。顔を元に戻せ…」

最近、俺限定で読心術を身につけた社さんが呆れた声で注意してきた。


再びテレビに視線を戻すと、番組は男性向けのコスプレ特集に変わっていた。

「あ…マミー……」

「…えっ?お、お母さん!?」

俺の呟いた声に、社さんが驚いて聞き返す。

「いえ、ミイラの事ですよ。ミイラはポルトガル語で、英語ではマミーなんです」

「へえ~。そうなんだ」

「敦賀さんはスタイルが凄くいいので、マミーコスも似合いそうですよね」

最上さんの一言に、己の欲求が零れ出る。

「それじゃあ今年のハロウィンはマミーコスにしようかな。
最上さん、包帯、巻いてくれる…?」

「(ひぃっ!な、なんで夜の帝王!?)い…いいですけど、直接身体に包帯を巻くよりは白い全身タイツに包帯で装飾する方が実用的ですよ?」

あわよくば最上さんとの肌と肌との触れ合いを期待して言ったお願いは、サラッと躱されてしまった。

「……キョーコちゃん、蓮の全身タイツ姿は、マネージャー的にはまだ早いかと……」

「えっ、あっ…そ、そうですよねっ。すみませんっ!
それでは、不祥最上キョーコ!僭越ながら敦賀さんの身体に包帯を巻かせていただきますっ」

「うん。よろしくね」

こうして俺は、彼女から包帯を巻きつけて貰う約束をまんまと取り付けた。


***

俺達の会話を何処かで聞きつけたのか、それとも隠密でも雇っているのか、程なくしてLME社員、所属芸能人に向けて社長よりハロウィンパーティーの通知が一斉に送られてきた。
もちろん、各自仮装をしての参加が絶対条件だ。

普段なら面倒な上、社長に遊ばれることを危惧するところだけど、今回は違う。

なにせ、最上さんが俺の身体に包帯を巻いてくれるんだから!!

待ちあわせの時間にラブミー部室に行くと、最上さんとマリアちゃんが既に衣装に着替えて待っていた。

「おはようございます。敦賀さん!」

相変わらず綺麗なお辞儀する最上さんのその衣装は、セクシーなデビルコス。
赤と黒を基調とした、超ミニスカートにレースのニーハイソックスは黒のガーターベルトで留められている。
ご丁寧に頭には角のカチューシャまで。
お辞儀をすると、大きく開いた胸元がギリギリの所まで見え、思わずその先を想像してしまう。

(しかも、尻尾……ついてるしっ!)

「お、おはよう最上さん。可愛いデビルさんだね」

どうにか平常心を保って褒めると、最上さんは照れてモジモジする。
その姿すら可愛らしい。

こんなセクシー姿で俺に包帯を巻いてくれるなんて、はたして平常心でいられるのか?

チラリと横の社さんを見ると、俺を憐れむような、笑いを堪えるような複雑な顔をしている…。

「さぁ蓮さま!早速始めましょう?」

「敦賀さん、包帯の下はぴったりめのTシャツでいいですか?」

そう言って、俺に新品のTシャツを渡そうとする最上さんをマリアちゃんが止める。

「お姉様、それは無粋ですわ。こんなにセクシーな蓮様ですのよ?問答無用で素肌に包帯ですわ!!」

「え……ええぇっ!!?」

マリアちゃんの言葉についイタズラ心が芽生え、真っ赤になって驚く最上さんの目の前で俺は勢いよくシャツを脱いだ。

「最上さん、そういう事だからよろしくね…?」


ひぃ~ん…と半泣きになりながらも、職務を全うするため真っ赤な顔で瞳を潤ませながらも俺に包帯を巻きはじめる最上さん。

本人は包帯を巻くことに夢中で気付いていないが、そのセクシーなデビルコスで甲斐甲斐しくおれの世話を焼く姿は、物凄く目に毒だ。

自分でも自覚できる程に顔が崩れている。
ふと社さんに視線を送ると、心得たようにマリアちゃんの目を手で隠していた。

「や、社さま!?何ですの!?」

「マ、マリアちゃん、俳優部に蓮の新しい写真集があるんだっ」

そう言って、抗議するマリアちゃんを連れて社さんは退室してくれた。


二人きりになった室内。
彼女の動きを目で追う。
自分の身体を這い回る白くて細い指、大きく開いた胸元から見える形のいい膨らみ。
動く度にふわっと香る甘い香り……。

(天国のような……地獄のような……)

触れたいのに触れられない苦痛。
でも、それをも凌駕するほどの彼女の甘い感触に酔いしれていると、どうやら作業が終わったらしい。

「はいっ!敦賀さん、終わりましたよ」

ふうっと汗を拭いながら最上さんが告げる。
しっとりと汗ばんだ肌と上気してほんのりピンクに染まった頬が、別の事を想像させる。

「ありがとう、最上さん」

不埒な想像を掻き消しながら姿見の前に立つと、上半身に綺麗に包帯が巻かれている。

その上から破れてボロボロに加工したシャツを羽織り、俺の衣装は完成した。

最上さんは仕上げとして、ところどころに血糊をつけるため俺を椅子に座らせる。
さり気なくその腰を支え自分に引き寄せると、俺は彼女の耳元で囁いた。

「これ、最上さんが脱がせてね…?」

真っ赤になり口をパクパクさせる最上さんを見ながら、更にお礼とばかりに今夜の夕食の約束を取り付けた。




∞∞∞∞***∞∞∞∞

なぅでの小ネタをちょっとだけ入れて見ました(*´艸`*)

包帯は全身に巻こうかと途中まで書いたのですが、下半身はイロイロと問題があるので、上だけで……...ρ(・ω`・*)