サイトで「割り切りですか?」と聞いてくる人はフル無視していたのだが
最近、同じリスクを抱えて
当たりかハズレか分からないのならいっそ割り切って会ってみるのはどうだろう?と考え
会ってみるようになった

先日会ったのは、隣の県から会いに来るという40代半ばの中年男性だった。

メッセージやり取りの時点ではとても丁寧、かつ誠実な印象で
プロフィールもバツイチとあったので、ある程度常識のある方かなと思っていた。
※独身で彼女なしとか、交際歴ゼロというのが私の中で1番避けたいやつだ。

金額はあちらの提示で、2時間1万3000円、ホテル別だった。
ゴムありを条件に承諾した。
事前に日程を決定し、その日を待った。



当日待ち合わせたのは複合施設の駐車場
こちらの車がバレないようにだ。

現れたのは軽自動車
思っていたより結構なおじさんだった
「私、今日この人に抱かれるのか、、」
何だか複雑な気分だった

車に乗りこみ話をする
まず、定期で会える方がいたけれどその方とお別れしたので探していると教えてくれた。
既婚者をあえて探しているのは、線引きができるからだということだ。
面倒なことにしたくないので、そこは有難かった。

話は普通に楽しくできるような人だった。
私の相槌に、まともに話ができる人で良かったと安堵していた。
他の人はどうな風に会うのか分からないのでなんとも言えないが、みんな黙ってさっさと時間を潰すのだろうか。

途中手を握られ、若干違和感を感じると同時に
エンコーする少女の気持ちを少し思い浮かべた。
好きでもないと男とのスキンシップは、どちらかと言えば不快であろう。

ホテルへ入ったあとは、後ろからハグされたり
キスをされたりした。
ちゃんと歯を磨いてきたのだろう、口臭は気にならなかった。

男性は、なかなかの中年太りであった。
「一緒にお風呂に入ろう」
と、お湯をためながら上半身を脱がされ
胸を揉んだり乳首を触られたりした。
正直気持ちよさは全くなかった。
目を見開いて男性のすることを観察していた。

男性は、暇さえあれば喋っていた。
普段の寂しさを埋めるように、私を求めながら
気持ちを埋め、体の柔らかさを楽しんでいた。

お風呂に入りながらも、刺激を受けるが
やはり何も感じられず、、
私は濡れるか若干心配した。
もはやされるよりする方が良いと、男性を攻めた。

湯船で身体を洗いながら
お願いされるまま彼のものを口に含む。
驚くほどの喘ぎ声が聞こえてきた。
我慢汁は、えげつないほどの匂いで若干吐き気をもよおした。
こんなに臭うのは初めてだった。
少し後悔した、、

喘ぎ声は、漫画の女の子のような声だった
気持ち良いのだろうなと、それ自体には嬉しくなったが
とにかく声が大きいのと、あんまりに喘ぐのでビビっていた。
湯船に仰向けになった彼のものと、乳首を刺激する
奉仕するその音と、彼の声がお風呂場に響いた。

そういうお店で働いていたのか?と問われた。
過去何人かにも、それは言われた。
テクニックが素晴らしいという事だった。
この頃になると、私は自分のテクニックにある程度自信をつけていたので、よしよしと思っていた。
まだセックスの途中だが、男性は
「頼むから今後も定期的にお願いしたい…!」
と懇願してきた。
とりあえず、受け流す。

風呂から上がり、ベッドへ。
何をされても気持ちよくならないので、私は攻めに徹した。
全身を舐めながら、男性のものを刺激した。
大きな声で喘いでいた。
本来首筋が好きなのだが、加齢臭を感じた。
まぁ、いいおじさんである。

乳首は好きな人と嫌いな人がいるようだが、私はここを攻めるのも好きだ。
そして、風呂上がりならおしりも攻める。
男性の喘ぎ声が途端に大きくなる。
好きな箇所らしい。
舌で念入りに舐めながら男性のものも手で刺激する。
四つん這いになった男性のおしりを指で刺激し、もう片方の手でしごく。
かなり気持ちよさそうだった。
喘ぎ声は引くほどデカく、ずっと声を出していた。

そうこうしているうちに、挿入
正常位で挿入し、ものの数分で男性は果てた。
この間私は何も感じず、、
しつこく責め続けられるよりは良いのだが、気持ちよさは皆無だった。
終わったあと乳首を刺激されるも、もはや不快の域である。

そのままベッドで、男性はひたすら喋り続けた。
携帯を車に忘れたと言いながら永遠と喋るので、時間を忘れぬようアラームをかけた。

男性は、普段喫茶店巡りをしていることや
今流行っている感染症の影響など
ひたすら喋り続けた。
時間になっても止まらないので、さっさと帰る支度をする私だった。

子供もおらず、仕事と休みの日の喫茶店を繰り返して生きている男性。
誰かとコミュニケーションを取りたいと、その一心だった。
セックスがなくても、一緒に食事に行くだけでも良いと言っていた。
しかし、それで募集をかけても誰もいないという。
とにかく孤独なのだと思い、何だか男性が不憫に思えてきた。
寂しさを埋めるために、お金でセックスをしている。
私はそれに乗ったわけだ。

帰りの車でも、話は続いた。
早く到着しないかと飽きてしまった私だが、男性のマシンガントークは終わらない。
そんな会話がしっかりできたことも含めて
彼の満足度はかなり高かったようで
良ければまた是非とお願いされた。

待ち合わせた場所へ送ってもらい、この日は終わった。

誠実な人で、セックスは気持ちよくないもののさっさと終わる点では良いのだがとにかくずっと会話をしなければならないのが辛い割り切りだった。
これで1万3000円、もう少し貰いたいところである。
自分に余裕が無いと受けられないなと、定期への返事はしていない。

孤独な中年男性は不憫に思うが、私の役目である必要は無い。
次会うかはまだ決めていない。