お父ちゃんが寝たきりになる前は
私が実家に行くことは
数ヶ月に一度 あるか ないか
そんな風だった
ある日
お父ちゃんの車に乗る機会があった
・・・・・?
どうしたんだ?
真っ直ぐ走って・・・・・ない!
走行中 なぜか 左に左に寄ってくる
あかんあかん!
と
幾度か私がハンドルを戻したりもした
右側にある障害物がよけられず
ぶつかり倒した事も・・・
そして バック駐車が真っ直ぐ出来ない
変わろうか?
とも思ったが
お父ちゃんのプライドもあるし
私は降りて誘導した
それでも 真っ直ぐには止められず・・・
当のお父ちゃんは そ知らぬ顔
それもまたびっくりだったが・・・
それが何年前のことだったか
もう思い出せないが
すでに幾度かの梗塞を起こした後だったのだろう
医者の言った事は 確かに
・・・正しかった
・・・それでも医者嫌いの私とお父ちゃんですが・・・