これからの日本に欠かせない医療 -2ページ目

これからの日本に欠かせない医療

日本が直面するさまざまな課題と求められる医療

災害支援ナースのニーズが急拡大していることは、日本ならではの事情があるからといえるのではないでしょうか。地震や台風、火山噴火などの自然災害にみまわれることが多い日本において、災害医療の充実は必要不可欠です。

多くの被害をもたらした自然災害といえば、阪神淡路大震災や東日本大震災などが記憶に新しいところでしょう。自然災害にみまわれることが多い日本の中でも他に類を見ないほどの規模の被害となってしまいました。

自然災害が発生した場合、混乱する現場には、多くの警察や消防、自衛隊などが駆けつけ、負傷者の保護や治療、行方不明者の捜索などにあたります。当然ながら医師や看護師の果たす役割が大きくなります。

災害現場近くに住む医師や看護師はもとより、日本各地から応援部隊が駆けつけることになります。猫の手でも借りたい被災地にとっては、願ってもない存在です。災害支援ナースは、そんな被災地で活躍する看護師のことです。

災害支援ナースの制度が確立されたのは、1995年に起こった阪神淡路大震災発生以降とされています。看護師としての資格を所持していれば、特別なスキルやノウハウ、テクニックなどを持ち合わせる必要はなく、原則登録制で必要に応じて被災地に出向くことになります。

人手不足の状況にあえぐ診療機関が多い中、自らの仕事にプラスして被災地に駆けつけることが求められるのです。困っている人のために役に立ちたいという強い思いがあるなら、災害支援ナースとして働くことを視野に入れてみてはいかがでしょうか。
看護師として災害支援に携わりたいなら・・・【ナースにできる、災害支援