有難い事に、母は地域密着型のお泊まりも出来るディサービスに、行ける様になりました。
2泊3日で預かって頂き、私は甘露の里長野(宗教)へ2ヶ月ぶりに帰参する事が出来ました。
ディサービスでは食事やお風呂、トイレの時以外はベットで寝かせて頂きたいとお願いしました。
30分〜1時間位、座位になっていると、血圧が下がったり、酸素飽和度も93%以下に下がってしまい、唇の色が悪くなります。
母は訴える事は出来ませんが「苦しい?」と聞くと頷きます。
そんな状態の母を「見ますよ!」と受け入れて下さる施設は初めてです。
とにかく細かい所まで、日常の様子や注意点等、聴き取りをして下さり、「全職員が把握する様にします。」との事でした。
緊急時の対応も「往診医で良いですか?」と管理者の方から聞かれ、
母の健康状態をしっかり分かった上で、受け入れて下さるのだと安心出来ました。
30代前半に見えますが、介護現場で色々な症例を経験されていらっしゃる様に感じました。
帰宅後、母は草花が好きなので、一瞬でも楽しませたいと思い車椅子でお散歩をしました。
20分位でしたが、花を見て「綺麗ね〜」と喜んでくれました。
翌日はもっと母の座位時間が伸ばしたい、毎日訓練すれば座れる時間が伸びる事を期待して、朝食が終わると急いで外に出る様にしました。
顔色を見ながら、直ぐ自宅に戻れる様に、50m位をゆっくり歩きました。
やはり朝食と合わせて1時間が限度で、唇の色が悪くなってしまいました。
急いで車椅子のタイヤを拭いて、ベットに寝かせましたが酸素飽和度が下がり「苦しい」と聞くと頷きます。
横になり20〜30分すると唇の色が徐々に戻ってきました。
楽になった様子にホッとして、寝顔を見ていたら、
私は何をしているんだろう!!
今日の私は自分の欲だけで、行動していた事に気が付きました。
母が楽に過ごしてくれる事が一番の望みなのに、無理して母に苦しい思いをさせてしまいました。
横になって居れば酸素飽和度も血圧も下がらないのに!
苦しまないで居られるのに!
なぜそれを喜べなかったんだろう〜と、
自分に呆れました。
ほんぶしん(宗教)の創始者みろく様のお歌に、
「全て世に 損よ得よともがけども 皆それぞれの与えだけなり」とあります。
自分を取り巻く環境に対して、辛い環境であっても有難い事を見つけて感謝して生きるのと、
もっともっとと不足を感じて欲張って生きるのでは、人生に大きな開きが出る。
与えは欲しがらなくても自然と与わり、欲しがっても人間一代の与えは決まっている。
と教えて頂いた事を思い出しました。
ニアンスは違うのですが、欲の心は同じで、
母に苦しい思いをさせてしまってからで、母にはいつもいつも本当に申し訳ないのですが、気付けて良かったです。
神様有難うございます🙏
南無甘露台南無甘露台有難うございます🙏✨