母は今年に入りゲップやしゃっくりが多く、時々うつ伏せ寝をしているので、胃の調子が良くないのか気になっていました。

3月の初旬、右上腹部を痛がって、起きられず往診を待っていました。
医師の診察時には下腹部圧痛のみで、血液検査で炎症反応は無い為、元々ある腎臓結石が動いた可能性がある。
様子を見てと言われました。

その後もゲップやしゃっくりが続き、
24日から下痢と吐き気、体温が38.2℃と上昇し、固形物は勿論、水分もほとんど摂取できなくなりました。

往診依頼して整腸剤と抗生物質が3日分処方され内服したのですが、
その日の夜、心窩部に激しい痛みがあり、翌日再度往診して頂きました。

医師の診察時には痛みが治まっていました。
認知症があるので、痛みがあった事も忘れています。
昨日とは別の医師で、急性胃腸炎と診断され、又痛むと可哀想なので、胃薬を希望し処方して貰いました。

すりおろしたリンゴやゼリーに混ぜて、薬を飲むくらいで、食事は殆ど取れません。
時々「胸のあたりが苦しい」と手で撫でています。
顔色が悪く最高血圧が75〜と低くなっていました。

母に甘露の里長野(ほんぶしんと言う宗教)で4月4日にある春季合同慰霊祭には
「調子悪いから今回は帰参できないね〜」と言うと、
母はしっかりとした口調で、
「行けばスッキリして良くなる」と言いました。

そんな返事をするとは思いもせず、びっくりしましたが、
母のほんぶしんへ帰参したい気持ちが強い事が分かり、
もしもの事があっても、母の気持ちを優先しようと決心しました。

今回は日帰りで帰参する為、早朝出発し、ほんぶしん甘露の里長野へは9時過ぎに到着しました。

コロナの関係で毎月の神和祭に慰霊祭も包含しての執り行いでした。

拝殿で手を合わせ神様にご挨拶させて頂いていた母ですが、少しするとゲップがあり少量嘔吐してしまいました。

祭典途中ではありますが、神様にご挨拶が出来たので母は満足できた様子です。

場所を移しソファーに横になり、1時間ほど休んで又車に乗り、
シートを倒して横になっての乗車ですが、往復6時間半かかったので、やはり母には、かなりハードだったと思います。

食欲も無くそのまま眠ってしまいましたが、翌日は胃の痛みや胸の苦しさも無く、
水分やお粥など少量摂れ安心しました。

その後も1ヶ月近く食事量は少ないままなので、顔が小さくなってしまい、訪問入浴の時に体重を測って頂いたところ、6kg減っていました。

ですが、体が軽くなった為か、車椅子移乗やトイレの時など、立ち上がりがとても良くなっていて、力など出ない筈なのに、時々5メートル位歩き出すので感心します。
血圧も最高血圧が100位に戻り、顔色も元に戻って来ました。

痛みや苦しみが無く、熱も無く、点滴をしなくて済む位の水分が摂れ、排泄も出来ているので有り難い限りです。


南無甘露台有難うございます🙏