夕暮れの体育館
偶然、夕暮れ時に見た、何処かの体育館の明かりが私を一瞬にしてあの頃に引き戻した。
バスケをしている君の姿。そこに本当にあの時の君がいて、私を待っててくれているんじゃないかと思うくらいにくっきりと、鮮やかに蘇って息がつまりそうになった。
「あいつから、バスケを取ったら何が残るんだろうな…」
あの頃、誰かがふざけてそう言ってたのを聞いたけど。
でも私は思ってた。
私がいるんだって。
あの人にはバスケを取っても私がいる。
本気で、真剣に、一途にそう思ってた。
だから君が、私との約束よりもバスケを優先させたりしてもあんまり寂しくなんか無かった。
君を囲んでいるたくさんの人達の中で、誰よりも一番君に大切にされているのは私なんだっていう自信があったし、君は本当に私を一番大切にしてくれていた。
それだけで充分に幸せだったし、心も身体も満たされていた。本当に本当に君が大好きだった。君だけがすべてだった。
あれから、二人の間にたくさんの時が流れて、もう二度と逢うことはないかもしれないけれど、あの頃の君を想う気持ちはどんなに時が経ってもどんなに離れていても、ほんの一瞬で取り戻せる。
君の気持ちはもう絶対に取り戻せないけれどね。
今の君にはバスケを取ってもたくさんの物やたくさんの人達がいる。
そして何よりも、バスケより大切にしている人がいる。
私は死んでもその人にはなれないから、せめて、せめて私の中でだけ、あの頃の君を蘇らせよう。
くっきりと鮮やかに。
息がつまるくらいに…
バスケをしている君の姿。そこに本当にあの時の君がいて、私を待っててくれているんじゃないかと思うくらいにくっきりと、鮮やかに蘇って息がつまりそうになった。
「あいつから、バスケを取ったら何が残るんだろうな…」
あの頃、誰かがふざけてそう言ってたのを聞いたけど。
でも私は思ってた。
私がいるんだって。
あの人にはバスケを取っても私がいる。
本気で、真剣に、一途にそう思ってた。
だから君が、私との約束よりもバスケを優先させたりしてもあんまり寂しくなんか無かった。
君を囲んでいるたくさんの人達の中で、誰よりも一番君に大切にされているのは私なんだっていう自信があったし、君は本当に私を一番大切にしてくれていた。
それだけで充分に幸せだったし、心も身体も満たされていた。本当に本当に君が大好きだった。君だけがすべてだった。
あれから、二人の間にたくさんの時が流れて、もう二度と逢うことはないかもしれないけれど、あの頃の君を想う気持ちはどんなに時が経ってもどんなに離れていても、ほんの一瞬で取り戻せる。
君の気持ちはもう絶対に取り戻せないけれどね。
今の君にはバスケを取ってもたくさんの物やたくさんの人達がいる。
そして何よりも、バスケより大切にしている人がいる。
私は死んでもその人にはなれないから、せめて、せめて私の中でだけ、あの頃の君を蘇らせよう。
くっきりと鮮やかに。
息がつまるくらいに…
大好き大好き
『これからは相手を大切にして、相手のために生きていこうと思います。』
16年続いた君への想いに、ようやく終止符を打てそうな気がした。
泣いても喚いても、もう君は戻って来ないし、もう二度と私を見ることはない。
いくら両手を伸ばしても、もう優しく抱き締めてくれることはない。
本当に本当に手の届かないところにいってしまった。
でもね、不思議と涙は出てこないんだよ。
そのかわりに、絶望感にも似たこの大きな悲しみが、突然押し寄せて来ては私を動けなくさせるんだ。
そして両足に力をいっぱい入れて踏ん張っていないとその場に崩れ墜ちてしまいそうになる。
一日に何度も何度も…
いつまで続くの?
大きな声を張り上げて、叫んで、喉が潰れるくらい泣ければどんなに楽だろう。身体の中が空っぽのがらんどうになるくらいに涙を流せればどんなに救われるだろう。
―あぁ。でもな、楽になれなくても、救われなくてもいいから、もう一度だけ、もう一度だけでいいから、私を見てくれたらな…
16年間本当にありがとう。今度こそ絶対幸せになってね。
今でも大好き。
さようなら。
16年続いた君への想いに、ようやく終止符を打てそうな気がした。
泣いても喚いても、もう君は戻って来ないし、もう二度と私を見ることはない。
いくら両手を伸ばしても、もう優しく抱き締めてくれることはない。
本当に本当に手の届かないところにいってしまった。
でもね、不思議と涙は出てこないんだよ。
そのかわりに、絶望感にも似たこの大きな悲しみが、突然押し寄せて来ては私を動けなくさせるんだ。
そして両足に力をいっぱい入れて踏ん張っていないとその場に崩れ墜ちてしまいそうになる。
一日に何度も何度も…
いつまで続くの?
大きな声を張り上げて、叫んで、喉が潰れるくらい泣ければどんなに楽だろう。身体の中が空っぽのがらんどうになるくらいに涙を流せればどんなに救われるだろう。
―あぁ。でもな、楽になれなくても、救われなくてもいいから、もう一度だけ、もう一度だけでいいから、私を見てくれたらな…
16年間本当にありがとう。今度こそ絶対幸せになってね。
今でも大好き。
さようなら。
ソーダ味
一分でも一秒でも長く、君と一緒にいたい。手を繋いでいたい。キスしていたい。抱き合っていたい。
あの頃はせつにせつにそう願ってた。
君の街まで続く道のりはいつもあっという間で、キラキラと輝いていて、何もかもが私に優しく微笑んでくれた。
君といる時間は、せつないくらいに愛が溢れていて、悲しいほどに優しさに包まれていた。
こんなに大きくて温かい幸せはないって信じていた。
でも、それ以上に、この幸せにもうすぐ終わりが来る事をお互いに確信していた。
君の街からの帰り道は、永遠に続くのかと思うほどに長くて、冷たくて、先が全く見えないくらいに暗かった。
次に逢う約束が無いという不安に押し潰されて、涙がどんどんどんどん、止めどなく流れていた。
ただただ、君を信じるしかなかった。
君の声や、笑顔や、匂いや、少しだけ冷たい手や、あったかい唇や、大きな胸を、思い出しては抱きしめて、思い出しては抱きしめて。
今も。今でも。
あれからもう数えきれないくらいの時が経って、二人の距離は、もう二度と永遠に近づく事はないけれど、それでも、今も。今でも。
君の声が聞き たい。
君の匂いをかぎたい。
君とキスがしたい。
君に抱かれたい。
君に、逢いたい。
あの頃はせつにせつにそう願ってた。
君の街まで続く道のりはいつもあっという間で、キラキラと輝いていて、何もかもが私に優しく微笑んでくれた。
君といる時間は、せつないくらいに愛が溢れていて、悲しいほどに優しさに包まれていた。
こんなに大きくて温かい幸せはないって信じていた。
でも、それ以上に、この幸せにもうすぐ終わりが来る事をお互いに確信していた。
君の街からの帰り道は、永遠に続くのかと思うほどに長くて、冷たくて、先が全く見えないくらいに暗かった。
次に逢う約束が無いという不安に押し潰されて、涙がどんどんどんどん、止めどなく流れていた。
ただただ、君を信じるしかなかった。
君の声や、笑顔や、匂いや、少しだけ冷たい手や、あったかい唇や、大きな胸を、思い出しては抱きしめて、思い出しては抱きしめて。
今も。今でも。
あれからもう数えきれないくらいの時が経って、二人の距離は、もう二度と永遠に近づく事はないけれど、それでも、今も。今でも。
君の声が聞き たい。
君の匂いをかぎたい。
君とキスがしたい。
君に抱かれたい。
君に、逢いたい。
