今日はにぃにの三年生になってからの初めての遠足でした。
前日から楽しみにしていて。
久しぶりのお弁当。
今まで、幼稚園のお弁当も、ウサギやクマのお弁当は作ったりしていたけれど、にぃにや陽大の好きな、喜びそうなキャラクターで作った事はありませんでした。
『明日の遠足のお弁当、キャラ弁にしよか』
そう聞くと嬉しそうに、ワンピースのマークがいい、と。
にぃには、アニメのワンピースが大好き。
一緒に買い物に行き、少し大きめのお弁当箱に買い替え、にぃにの大好きなものを沢山買いました。
にぃには、お料理が大好きで、一緒にお弁当を作りたいと言い、前日の夜にスライスチーズを使い、一緒にワンピースのマークを作りました。(にぃには途中で上手くいかなく飽きました)
上手くいかず、何度も何度もやり直し、にぃにが
『上手い!』
と言って喜んでくれるまで作りました。
当日の今日、朝からにぃにも上機嫌で手伝ってくれて仕上げました。
陽大にも前日大好きだったピカチュウを作りました。
亡くなる少し前、幼稚園で配られた冊子のキャラ弁のページを私に見せ、
『ママー、こんなおべんとう、つくって~』
そう言っていたのを思い出しました。
作ってあげることなく…そのまま…
すごく後悔しています。
作ってあげれば良かった…
ルンルンで遠足に行くにぃにを見送り、陽大にもお弁当を供え、陽大もにぃにに付いて行っておいでと、二人とも楽しんで来れるようにと拝みました。
にぃにが遠足から帰り…
楽しかったかと聞くと
『あまり楽しくなかった…』
って…
理由を聞くと、
『全然遊べなかった…』
あんなに遠足先の公園で遊ぶのを楽しみにしてたのに…
またまた理由を聞いてみると…
一人だけお弁当を食べていて、食べ終わったら遊び時間が終わってしまったと…
一人でお弁当を食べたのか心配しましたが、最初はワンピースのお弁当だと言うと皆が集まってきて、大勢で食べた…でも蓋にくっついちゃって(くっつかないように気をつけたつもりでしたが嫌な予感はしてました…)、元に戻そうとしたらマークが破れちゃった…皆で食べてたけど皆、段々食べ終わって遊びに行って、自分はなかなか食べ終わらずに一人になり、遊ぶ時間がなくなったと…
量が多かったのか聞くと、黙った後に
『ちょっとだけね。でも全然やで。美味しかった!』
と。
残して遊べばよかったのにと言うとにぃには黙りました。
夜になっても、私は気になり、テンションが下がりぎみのにぃににひつこく、残して遊べば良かったのにと言いました(済んだこと、ひつこく言っても仕方ないのに)。
『もう、そのことはいいやん…』
と言われちゃいました。
だって、私も気になって…
夜、私がパパを車で駅まで迎えに行く途中、パパは待っている間、お留守番しているにぃにに遠足はどうやった?と電話をかけたそうです。
パパが車に乗った時、遠足の事をパパに報告すると、
『知ってるよ、電話で聞いたよ。
なんで遊ばんかったか聞いたら、量が多かったって言ってたわ。ママにも何回も残して遊べば良かったのにって言われたけど、多かったってよう言わんかったんやて。ママが前日から練習してて、頑張って作ってくれたからって。』
帰ってからにぃにに話すと、
『だって、ママめっちゃ練習してくれてたのに、残したらママ悲しむから、かわいそうやから…』
涙がでました。
なんてかわいそうな事したんだろうと、あんなに楽しみにしてた遠足を、こんな事で悩ませて遊べなかったって。
お弁当箱を大きくしなければよかった。
そして、なんて優しい子に育ってくれたんだろって。
ごめんね、ありがとうってにぃにを抱きしめると、涙ぐみながら、
『いいの、いいの』
って…
遊べなかったこと、悲しかったんだろうな…
でも、私に言えなかったんだな…
今も胸がいっぱいです。
『ママのお弁当があかんかったんやな…』
『量が多いのはあかんわな…』
『優しい子や…俺に似て…』
チクチク、ニヤニヤ笑いながら嫌味を言ってくるパパにイライラします
そんな冗談は今通じません
にぃには、私たちが願った通りの、優しい子に育ってくれてることを実感しました。
iPhoneからの投稿