木曜日、お世話になっているママ友さんとランチに行ってきました。
しんどい気を遣わずに話せる、とても楽しい時間でした。
私を入れて3人で行ったのですが、皆学校も同じで、低学年で、下校時間も一緒でした。
そろそろ子供たちの帰宅時間が迫り、車で帰路についてると、一人のママ友さんの携帯が鳴りました。
子供さんがすでにお家に着いていて玄関に居る、と近所の方からの連絡だったようです。
うちのにぃにはいつも帰宅が遅いのです。
お友達とだらだら帰ってくるので。
順番に送ってもらい、家に着くとにぃにはまだ帰っていませんでした。
二度、病院から帰ってくるのに間に合わなくて、クラスが違う近所のお友達の家に行かせてもらって
いたことがありました。
が、迷惑だし、私が出かける時はどうやって留守を伝えて出かけるか、私が居ない時はどうするか、を
にぃにと決めていました。
が、私は、木曜日は遅帰りだし、それまでに帰るだろうと、その決めていた事をしないで行きました。
鍵はまだ、持たせていません。
家の中に入ると、着信がありました。
にぃにのお友達からでした。
『遊ぶ約束かな・・・』
と思いながら、折り返し電話をしました。
にぃにがまだ帰っていないことをその子に伝えると、
『え??おかしいで、俺、○大くんと一緒に帰ってきたで!帰ってるはずやで!』
そう言われました。
でも、私の留守の時はどうするかは決めていたし、にぃにはそれをしていないし、不安になりました。
以前二度私の留守時に行かせてもらっていたお宅に行かせてもらってるのかと思い、そのお家へ
電話をしました。
不安的中でした・・・
『○大くんは来てませんよ。○大くんのお家の前まで一緒やったけど、それからは分からないと
息子が言ってます・・・』
どこに行った・・・・?
近所で行くところは他に居ない。
陽大の時の事がフラッシュバックしました。
不安と怖さで震えながら近所を走って探したけど見つからない。
一緒にランチに行っていたママ友さんに電話をしました。
すぐに駆けつけてくれました。
私は、パニックになっていましたが、思いつく範囲で携帯で電話をかけました。
でも、どこにも行っていませんでした。
電話をしたにぃにのお友達のママさん達が走ったり、車を出したりして、駆けつけてくれました。
近所で外に出ていた人の耳にも入り、あの時みたいに、辺は騒然となりました。
私はあの時みたいに、道の真ん中で腰を抜かし、過呼吸で立てなくなりました。
『大丈夫!!』
『大丈夫よ!!○大くん、絶対に見つかるから!!』
皆さんに声をかけてもらったり、さすってもらっていました。
あの時も、皆さんそう言ってくれてた。
でも、ダメだった。
怖くて怖くて怖くて怖くて。
なんで私はこうなんだろう。
陽大の時も大丈夫だろう・・・って。
にぃにの今回も大丈夫だろう・・・て。
何が大丈夫なんだ。
もし、にぃにになにかあれば、私はもう死ぬ。
過呼吸を起こしながらそう言った。
どうしよう。
どうしよう。
こんなに探してもらっても、見つからない。
『○大くん、走って行ったよ。』
とのドキッとする近所の子の目撃情報もあり、
怖くて不安で胸が引きちぎられそうな感覚で、陽大に助けてと陽大の遺髪ペンダントを握り祈りました。
『こうしている間に家の電話に着信はいってるかも!!!』
そう言われ、家の電話を見に入った。
知らない電話番号から着信が二回入っていた。
祈りながら電話した。
『もしもし・・・あの・・・○○○大くん、ママが居ないってうちの子が連れて帰って来たので、家にいます。
連れて行きますね!!』
私の声で状況が分かったらしく、連れて行きますと言ってくれました。
どちら様かと聞くと、近所の登校班が一緒の一つ上のお兄ちゃんのお家でした。
私はホッとして意識が遠のきそうになった。
ママ友さんに
『大丈夫よ!!見つかったから!もう大丈夫!!!』
にぃにを見るまで安心できなくて、あの時のように沢山人が集まってて、アスファルトが痛くて冷たくて。
『ママーーー!!』
『えーーー!だってママ居ないんやもんっ!!』
ってにぃにが寄ってきました。
まだ探し回ってくれてる人に電話をしてもらったり・・・
皆さんに
『良かった!!!良かったね!!!』
うちの状況を皆さん知っているので、心配してくれました。
『今度からママ居なかったら、家に来させていいから!!』
そう言ってくれる方が沢山いました。
『こんなの、うち、しょっちゅうよ!皆こうして、助け合って生活してるんやよ!』
『一人で抱え込んだらあかんよ!』
『甘えていいんやから!!』
『そりゃ怖いよね・・・!心配するのも無理ない!!』
口々に優しい言葉をもらいました。
皆さんにお礼を言いました。
そして、その後、陽大にもすぐお礼を言いました。
にぃには呑気に既にゲームをしてました。
その姿を見て、涙が止まりませんでした。
その夜、近所のパトロールのおじさんが家に体調を心配してきてくれました。
翌日はにぃにを預かってくれたママさんが
『昨日は怖い目に遭わせてしまって本当にごめんなさい!○○くん連れてきたってうちの子が言ったの。
でも、同じクラスに同じ名前の子がいるからその子だと思って見もしないでテレビ見てて、まさか、
ここの○○くんだと気づかずに・・・ママと決めてるからここに居るって言ってる○大くんをうちの子が
無理やり連れてきたんやわ・・・本当にごめんね・・・!!』
って来られました。
にぃにを送ってくれたその時もずっと過呼吸になってる私の頭を撫でながら
『ごめんね・・・!ごめんね・・・!』
言ってくれてました・・・
悪いのは私なのに!!
私も沢山謝りました。
『これからはすぐ近所だし、うちも預かるから、その時は預かってるよーーってメモを貼ろうって
家族で決めてきたの!!(笑)これからはそうするから!!うちの電話番号も登録しておいてね!』
って。
このママさんとは話したことがなかったけど、上に中一のお兄ちゃんもいて、当時にぃにが一年の時
そのお兄ちゃんが小六で同じ登校班で班長をしていて、○大と手を繋いで登校してくれたり、
登校時凄く可愛がってくれてるのをいつも見ていて、感謝していたお宅でした。
今回は何もなく済みましたが、
『子供を過信しすぎ』
とブログを初めて間もないころ、コメントが荒れた際に言われたキツイ一言。
そのとおりでした。
『大丈夫だろう。』
その甘い気持ちが、こういうことになるのだと。
その日はホッとしたのと、自分への怒りと、陽大の事故当時のことを思い出して涙が止まらず、
頓服を飲みすぐに寝ました。
自分の甘さに怒りでいっぱいです。