私は「 My story 」の中で、



「 私 」「 僕 」

「 君 」「 あなた 」「 貴女 」



この五つの主語を使います。



「 私 」は 「 僕 」であり、

「 僕 」は「 誰か 」でもあります。


そして、


「 貴女 」は「 貴女 」です。


 でも、


「 君 」と「 あなた 」

この二つだけは

異なります。




私は

一つのお話を書く時、そして

想いを言葉にする時、

手直しにとても時間が掛かります。


必要以上に手直しをする、その理由。


それは、


一文字違うだけで、

言葉の意味が変わってしまうから。



例えば、



「 僕が必要 」

「 僕に必要 」

「 僕は必要 」

「 僕を必要 」

「 僕も必要 」



同じようで、同じではない。



だから、

何度も何度も手直しをします。




想いをそのまま文字にするのは簡単なこと。



『 口は災いのもと 』



なら、


この場所は、



『 文字は災いのもと 』



なのかも知れない。







「それなら書かなきゃいいじゃない。」って?



なら、教えてよ。



あなたは何故、

あなたの想いを文字にするの?

 

あなたは何故、

誰かの想いを

受け止めようとするの?




ねぇ。

教えてよ。