ブログを見に来てくださり、ありがとうございます。
ブログの主な登場人物
重度の知的障害を伴う自閉症青年 タツ
私(タツの母)
タツのパパ
タツのお姉ちゃん
前に「要求を伝えられるスキル」のブログを書きました
私たちはタツの家族なので、タツが大体何を考えているか分かるのですが
事業所では?
余暇支援先などでは?
私たち、家族だけがタツの気持ちを分かっても意味ないんですよね
どんな所へ行っても、タツが何を求めているのか分からないといけません
取り合えず、今のタツであれば2択で聞いてもらえれば何を求めているのか絞り込むことができるので
「2択でお願いします」
支援先にアドバイスができます
自分の望むことをしてもらえた成功体験って、誰でもうれしいものですよね
だから、この成功体験をどのようにしたら積ませてあげることができるのか
やり方は、子供の発達、能力によるとは思います
発達障害がなくても、街で小さい子が「あれ、買ってー」と駄々をこねているところを見たことがあると思います
そこで買ってあげちゃったら、それが成功体験になるんですよね
だから、その子は次も駄々をこねると思います
同じことをしたのに、次は「うるさい」と怒鳴られたりしたら
前回はこれで成功したのに、なんで怒られるの??
と子供は戸惑うと思うんですよね
いわゆる定型発達の子供は自分でいろいろ学ぶことができるので、「ああ、こうすればいいのか」となるんですけど
発達障害の子たちは違います
周りを見て、学ぶことが難しい自閉っ子
駄々をこねて得た成功体験しか、もし知らなかったとしたら
駄々をこねることを、
何度も繰り返すでしょう
他のやり方を知らないから
そこで怒られたら、パニックになったり癇癪を起したりする可能性もなくはない
それを見た親や支援者はうんざりした顔をしたり、不安そうな顔をしたりして
その表情を見て更に自己肯定感が下がってしまったりしたら⤵⤵⤵
まさに負のループではないかと思います
だから、その子に合った正しい要求の仕方を見付けてあげると
ストレスが減らせて、いわゆる正しい成功体験を積ませてあげることができるのではないかと思います
練習する機会って、幼少期から学齢期なんですよね
タツのように社会人になったら、練習を事業所には頼めません
このようなときは、こうしてください!!
などと、親はアドバイスを言う立場なわけですから、練習をお願いすることは無理なんですよね
その子に合った自分の要求を相手に伝える正しいスキル
言葉で伝えてもいい。
発語がなければ、カードでもいい。
障害者だって、気に入らない要求は「気に入らない」と伝えてもいいと思います
ただ、その伝え方をきちんと教えてあげないと、お互い嫌な気持ちになってしまうので
支援者に嫌がられない、でも伝わりやすい方法を探してあげてほしいです
今回も読んでいただき、ありがとうございました。
タツの部屋で活躍中!!
男の子だって、日傘したっていいじゃない!!