ブログを見に来てくださり、ありがとうございます。
重度の知的障害を伴う自閉症の息子の20年の成長記録です。
タツが中学3年生の頃の修学旅行のときから
自傷が始まりました
帰って来たとき、手に傷があって、それをいじりだしたんです。
診断はされていませんが、「強迫性皮膚摘み取り症」だと思われます
これは自閉症だからというより、誰でも環境がそろえば起こり得るものらしいのですが
ストレスで起こるというより、生活環境が安定し、食べ物を探す必要もなく刺激のない、何もすることがない環境に一人ぼっちで置いておくとなるようです
つまりストレスが一切ないということも、一種のストレスらしく、暇つぶしのための単純作業のような感じで
取りあえず手近にある自分の皮膚をむしる行為らしいです
最も多い発症時期は青年期(まさにドンピシャ)で、ニキビのような皮膚疾患が増える思春期の始まりと同時に起こることが多いらしいです
重度の自閉症児を育てていて、昔から「安定させる」ことを目標に取り組んできたのに
ストレスがないことが一種のストレスだなんて
一体、どーすればいいんだー
と愕然とした記憶があります
最初は手のかさぶたをいじっては血を出し、またいじっては血を出し。
無限ループでした
このループ、今でも続いています
今は、聞いた人はぞくっとすると思いますが、足の爪を剥がしてしまうという
ピーク時よりは少なくなりましたが、いまだに戦い中です
今回も読んでいただき、ありがとうございました。
東田直樹君の本は、自閉症児の心の声が分かります。
この本は、学校というところを話し合うのに役に立ちました。
ファンケルは、障害者雇用に力を入れている会社です。
タツは能力的に無理ですが、特例子会社は素晴らしかったです。