ブログを見に来てくださり、ありがとうございます。
いつもは「重度の自閉症の息子の２０年の成長記録」を書いていますが、今回はタツのお姉ちゃんが中学生のときに受けたいじめを、どのように克服したのかを書きたいと思います。
現在、２５歳のお姉ちゃんの許可は取ってあります。
子供の性格、親の性格、環境、いろいろな要因があるので、これは、あくまでも我が家の例であり、全ての人がこれでうまくいくとは思いませんが、何かのヒント、参考にしていただけたら幸いです。
このブログは２年前に書いたのですが、いわゆる健常と言われるお姉ちゃんも、いろいろありました
「いじめ」と一言で片づけられますけど、当事は本当に毎日、祈るような気持でした
「生きて帰ってくるのだろうか」とか
中学生と言っても、まだこの世に生まれて13年です。世界は広いということを理解するには、幼すぎます
ただ、これはあくまで、私たち親子が実践したことで、全ての人に当てはまるとは限りません
ここからが、再投稿です
前回の内容はこちら
電話に出たら
相手ママ：うちの子が本当にごめんなさい。ちょっと前から気付いてはいたんだけど、うちもどうすればいいのか分からなくて・・・
母：うん。
相手ママ：本当にひどいことしたよね。ごめんなさい。
元々、近所で昔からの知り合いだったので、その子もママも悪い人ではないということは知っていました
母：うちの娘は、もう大丈夫。でも、忘れることはないよ。
それだけは覚えておいてね。
だから同じようなことがないように、娘さんと向き合ってね。
謝ってくれたし、うちはこれでいいよ。同じことで責めたりしない。
また私たちも前みたいに話そうね。ランチも行こうね。
電話をくれて、ありがとう。
と言って、電話を切りました
娘に向かって
母：凄く頑張ったね。
さて、これからだけど、あなたは頑張った。相手は謝った。
でもね、ここからが問題だけど、本当にいじめを克服するために、あなたがこれから幸せになるために大事なことがある。
相手を許しなさい。
ひどいことをされた。これは忘れなくていい。
でもね、あの子たちは何であんなことをしたのかな？
あの子たちも自分たちの居場所を作ろうと、少し間違えてしまっただけ。
とても、弱い人間なんだよ。
あなたは勝った。乗り越えた。
あなたも弱い人間かもしれないけれども、自分がいじめをされたから人の痛みが分かる強い子でもある。
許してあげなさい。
今すぐでなくていい。
許して、初めてあなたはいじめから解放されるから。
娘：・・・分かった・・・
「立ち向かわないことがだめ」ということではありません。「やらないことがだめ」ということでもありません。逃げるのが正解の場合もあります。その子の性格、ご家族の状況、いろいろあると思います。あくまで、これは、我が家での場合です。
今回も読んでいただき、ありがとうございました。
