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重度の自閉症の息子の20年の成長記録です。

 

 

今回はタツの父親について書いてみたいと思います。

 

 

この父親は、まあ超マイペースでほとんど怒りません。

 

 

ですが、人を怒らせることに関しては天才的!

 

 

タツはたまにパニックにはなりますが、基本的には穏やかな子です。

 

 

そんなタツをよく怒らせていました。(今でもよく怒らせますが)

 

 

前に自宅でABAのセラピーをしていると書きましたが、私ができないときは父親にもセラピーに参加させようと思ってやり方を教えましたが、まあ、全然できない。

 

 

「タツ、こうして。違う、こうだって。だめだ。こう! 」

 

と否定ばっかりしてるから、滅多に怒らないタツがパパにかみつこうとしました。

 

 

「いい加減にしろ」ってムキー

 

 

そりゃ、そうでしょ。全然、楽しそうじゃないもん。ニヤリ

 

 

「僕は教えてるけど、タツができない」ってスタンスじゃねえ。

 

 

結局人のせいにしてるんじゃん、自分の教え方が下手くそなのに。

 

 

 

 

 

ただ、写真にもありますが幼稚園の年長さんのときの運動会で、クラス対抗リレーがありました。

 

 

普通の子と混じってリレーなんてガーンガーンガーン

 

 

タツのクラスはぶっちぎりで速くて、1周以上差が付いていました。

 

 

そして、タツの番! 

 

 

先生はなるべくタツ1人で走らせようと思い、手をつながず先導して走ってくれていましたが、タツが「きゃっ」と目を閉じて途中で止まってしまいました。ガーン

 

 

母は

 

「タツ~~お願いだから走ってよ~~笑い泣き笑い泣き

 

と、もう祈るしかない!

 

 

そして、後続の子が近付いていたとき、「きゃ~」と言いながらタツがやっと走り出し、何とか1番の座を守り、次の子にバトンタッチをしました。

 

 

このとき、タツの父親は

 

「うちのタツがリレーを面白くしたんだ」

 

と満足そうでした。

 

 

えっびっくり 何、その感想 びっくり

 

 

まあ、こんな変わった父親であんまり頼りになりませんが、私の意見に反対したことはなく

 

(ある意味、意思を持っていないとも言いますが)

 

自由にやらせてもらっています。

 

 

でも、タツが思春期の頃、性教育では大活躍をしてもらいましたが。

 

(私では無理なので)

 

 

パパの座右の銘は「何とかなる」だそうですグラサン

 

 

今回も読んでいただき、ありがとうございました。