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重度の自閉症の息子の成長記録です。
「あなたは、『つらい』『なんでうちの子が』とか、本音や愚痴を聞いてくれる人は、いますか? いなかったら、探してください」
療育センターの勉強会で、障害者のコーディネーターをしている人が言っていました。
この言葉を聞いたとき・・・私にはいない・・・ということに気が付いてしまい、とても苦しくなりました。
私は多分、強い方だと思います。
タツの障害が分かったときも確かにショックではありましたが、「これから何をすべきか」という気持ちの方が強かったと思います。
でも・・・
「うちには障害を持っている親族はいないのに」
「もっと大変な人はいる。きちんと育てている人もいるのにねえ」
などと言われたりすると・・・
「ABAをしている」と前に書きましたが、「好ましくない行動を強化しないでほしい」と幼稚園の園長先生に頼みましたが全く分かってもらえず。
「子供はのびのび育てましょう」
と言われてしまったり。
普通の子はそれでいいのかもしれませんが、自由と放任は違います。
自閉の子は、一見自由に見えても実はとても困っていたりしている場合もあります。
話し合いを重ねても全く分かってもらえず。
そんなことが続いたら、あるときポキッと心が折れました。
もう誰とも子供ともしゃべりたくなくなり、両親に子供を預かってもらって1日寝てました。
この後、何度かポキッと心が折れることがありますが、そんなとき私はとことん落ちます。
落ちて泣きます。
そして、自分で自分を褒めてあげます。
「こんなになるまで、私は頑張ってて偉い。泣いていいんだよ」と。
泣いて、泣いて、落ちるところまで落ちたら、少し落ち着きます。
そして、「よし、タツ、また一緒に頑張ろうね」と。
今回も読んでいただき、ありがとうございました。