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これは重度の自閉症の息子の成長記録です。

 

 

療育センターに通園が始まり、療育の合間に障害に関する保護者向けの勉強会が定期的にありました。

 

 

「自閉症とは? 」から関わり方、学校に関すること、あとは将来の仕事や社会制度など。

 

 

仕事や社会制度は日々状況が変わるので、それ程詳しくはやりませんでしたが、この勉強会ではいろいろ学ばせてもらいました。

 

 

中でも勉強会を開催してくれた園長先生の印象に残っている言葉が二つあって、

 

「10年後にお子さんがどのようになっていてほしいかを、常に考えて行動してください」

 

という言葉と、

 

「障害のせいにしないでください」という言葉。

 

 

この言葉って実はとても深いんです。

 

 

私たち親は、目の前の子供に振り回されて目先のことしか考えなくなりがちです。

 

 

10年後・・・というより、そのときの私は

 

「20歳になったら、1人暮らしができるような子になっていてほしい」

 

という壮大な目標を掲げていました。

 

 

それは今、あっけなく破れていますが、夢は大きくていいんです。

 

と、そのときはポジティブに捉えようとしていました。

 

 

将来を見据えて、今、何をすべきか、これを常に念頭において行動すると、逆算して物事が考えられるようになります。

 

 

だから行き詰ったときなど、この言葉を思い出します。

 

 

 

 

 

「障害のせいにしないでください」とは、これも意味は深いんです。

 

 

「変なことは変。間違いは間違い。障害のせいにしないで悪いことは謝らせろ」

 

 

と捉えてしまっていた保護者もいましたが、園長先生はそういうことを言いたかったのではないと思います。

 

 

「そんなことをするのは障害があるから」で片づけるのではなくて、「『なぜ、そのようなことをするのか』とその子自身をよく見て理解して」

 

ということを言いたかったのだと思います。

 

 

「そう言うけどさー」という声もあるかとは思いますが、いっぱいいっぱいになったとき自分自身クールダウンして、この言葉を思い出すようにしました。

 

 

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