One Moment in Time
こんばんわ。
ホイットニー・ヒューストン、お亡くなりになったそうで・・・。
だいぶ長い間ハチャメチャなニュースばっかりだったし、
48才という早すぎる死にも、そこまで驚けなかったり・・・
僕が10代に触れた音楽で、最も大きな存在だったのは彼女だし、
今でも英語圏の女性歌手の中では、一番好きな気がします。
映画「ボディーガード」で歌った上の「I Have Nothing」なんかも
改めて聴いてみると、0コンマ1秒単位の声の変化も全部覚えてるような、
そんな気になります。
個人的にホイットニーの歌は、(人生にも表れてるのかも知らんけど)
空振りかホームランみたいなイメージです。
なんじゃコリャみたいなライブも多いけど、
腰抜かしてしまうようなライブもある。
そう言えばこれ(↓)なんか凄かった。
前にも貼り付けた気がするけど、
その年のオリンピックのテーマソングをグラミー賞受賞式で歌ったやつ。
グラミー賞の歴代パフォーマンスの中でも、トップ3に入るんじゃなかろうか。
タイトルは「One Moment in Time」。
オリンピックの為にそれまでの全てを賭けるアスリートになぞらえて
作られた曲だと思います。
「永遠なる一瞬」、あるいは「至高の一瞬」とでも訳すべきか。
今になると、このタイトルが何とも意味深というか、
まるでこうなることを予期していたかのようにさえ思えます。
ホイットニーの人生は、ニュースなどで聞く分には後半メチャクチャだけど、
その「一瞬」を、
全てから解放され、全てを手にするその「一瞬」を味わうことができたのなら、
不幸な人生だったと言ってしまうわけにはいかないように思います。
その「一瞬」を味わうことと、
堕ちることは、
多分、それで一つのことなのだと思います。
by 春田直樹
*ワンマンライブvol.3まであと34日