新谷良子 Live Tour chu→lip☆DayDream@Zepp DiverCity | BE SMILING

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ライブホリックな春澄のブログ

2017年10月15日@Zepp DiverCity Tokyo

Ryoko Shintani Live Tour

はっぴぃ・はっぴぃ・すまいる'17 chu→lip☆DayDream

 

 

 

 

 

 

Daydream.

 

『白昼夢』『空想』と訳される言葉.

 

 

久しぶりに参加した,この名を冠したライブは

 

確かに現実としてて存在しつつも,

 

正に夢のような時間だった.

 

 

 

 

 

 

ということで個人的に2011年のchu→lip☆BEST LIVE以来,

 

実に6年ぶりに新谷良子さんのライブへ.

 

 

 

 

 

 

某全力エンタメバンドに持てるリソースを傾けた結果,

 

なかなかタイミングが合わず6年も空いてしまうという.

 

 

 

しかも直前まで海外出張でドタバタしてたので

 

何の準備もできず,ペンライトはおろかUOすら

 

持つこともなく現地に出向く体たらく.

 

 

 

 

チケット取るタイミングが遅く余裕の4桁だったので

 

雨がパラつく中,しばらく外で入場待機.

 

 

 

入場後に物販へ行くと案の定Tシャツは無かったので

 

とりあえずタオルだけ買ってフロアへ.

 

 

後方一段上がったところがそこそこ見易そうで

 

そこに落ち着くも久しぶりのライブ過ぎて

 

心の中はずっとソワソワしてた(笑)

 

 

 

 

まもなく開演ですのアナウンス後に一段と

 

ボリュームの上がった場内音楽が終わり

 

いよいよライブの幕開け.

 

 

 

ステージ上はスチームパンクな雰囲気を醸し出す

 

ダクトがたくさん配置されていて,きちんと

 

ダクトからは煙も出る!

 

 

6月にリリースされたミニアルバム「tick-ta cRock」に

 

収録のインスト曲「What a Punk」に乗せてPBBメンバー,

 

良子さんが登場.

 

 

スチームパンクな衣装がカッコかわゆい.

 

 

 

 

 

 

「ナニカダレカ」のイントロで一気に空気が弾けて

 

会場一面がピンクに.

 

 

続く「ハリケーンミキサー」で一気に感覚が蘇って

 

『ライブを見に来た』から『この場に帰ってきた』

 

気持ちに.

 

 

間奏のメンバー紹介で皆ただ叫ぶだけなのに

 

何故か覚える懐かしさw

 

 

イントロのみっちゃんのベースがカッコよい

 

「Mighty Groovy Fairy」を経てMCに.

 

 

 

 

会場いっぱいのお客さんに感謝の言葉と共に

 

『初めて会場がガラガラな夢を見た』

 

と不安だったと告白.

 

 

いつもはリハなしで本番を迎えてムリムリ!

 

ってなる夢を見るそう(笑)

 

 

 

何故か友達と来た人よりも一人で来た人の方が

 

威勢がよい出席確認の後,お客さん同士で

 

周りの人へあいさつ.

 

 

 

意外?と初めてちゅーりっぷ王国に来る人も多くて

 

『ゆっくりしていってね』

 

『そのまま居てくれてもいいだよ』

 

なんて言いつつ来てくれてる人のことを

 

 

『訪問者・・・?(。-`ω-) 』

 

『・・・旅行者・・・?(。-`ω-) 』

 

と適切に表現できない姫(笑)

 

 

 

 

ミニアルバム収録でスチームパンクな世界観を

 

表した「DAFT GEAR」,ガラッと雰囲気を変える

 

「Branc/Noir」から「Magic Spell」を経て

 

バンドのインストパートに.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

衣装を変えた良子さんが上段から登場,

 

そのまま「Bitter love」

 

 

 

衣装を変えた出で立ちに飛ぶ『可愛い』の声に

 

『まだそういってもらえて嬉しい』

 

と謙遜しつつちょっぴり雑に回ったり(笑)

 

 

 

 

ここで今回のツアータイトル『DayDream』について.

 

ライブというのは確かに現実なのだけど

 

夢のような時間で,やってる最中は楽しいけど

 

終わるとやっぱり寂しくて.

 

 

そんなライブの持つ儚さや切なさを表現したくて

 

このタイトルにしたそう.

 

 

 

そんなMCに続いて披露されたのが「YU•ME•MI」

 

っていうのがまた秀逸極まりない.

 

歌詞にも『ハクチュウム』って出てくるしね.

 

 

 

そこからの「Parallel Paradise」に続いて

 

きました!「ray of sunshine」

 

 

UNDER17の2人によるこの曲ができたのが14年前.

 

そんな年月を感じさせないし,むしろ年月を重ねた分

 

より一層輝きを増してる感すらある.

 

 

 

最初の『ray of sunshine』のシンガロングから

 

一斉にUOが点火する時の壮観さは

 

会場後方から見てると気持ちいいね.

 

 

 

最後のフレーズを良子さんが溜めてるところで

 

突如PPBがまこっちゃんから順番に

 

『好き~』のフレーズをハモリ出す(笑)

 

 

良子さんだけ知らなかったようで何事かと

 

きょどりつつも何とか『好き~』と言って締め.

 

 

 

 

「TTR」で二度目のインストタイムを経て

 

タイトル通りずっと飛び跳ねてたくなるような

 

楽しいさ溢れる「HOPPING DICE」に.

 

 

 

 

楽しいことも辛いことも,振れ幅が小さいと

 

大したことなくて.

 

振れ幅が大きいからこそ記憶に残る.

 

辛いことがあるから楽しい時は楽しいし,

 

楽しいことがあるから辛い時はとことん辛い.

 

 

とミニアルバムタイトル通り振り子にたとえつつ語る良子さん.

(最初横でなく縦で表現しようとして気づいて修正してたのは内緒)

 

 

 

ミニアルバム制作中も色んなことがあって,

 

それを乗り越えたから次の曲達もまた

 

違った雰囲気で歌える.

 

と言って次のブロックへ.

 

 

ここでは「Chained Diary」,「ロストシンフォニー」,

 

「Memories」,「Blooming line」と弾けるような

 

明るさから一転,激しさ,切なさ,強さを感じる

 

曲達をまとめてどどんと.

 

 

 

 

 

 

 

 

イベントだと日帰りで行って帰ってだけど,

 

今回のツアーは大阪名古屋が連続してて

 

金沢も2Daysということで泊まりで時間もあり,

 

反省会という名の打ち上げや,市場に出かけたりと

 

皆で行動しててよりツアー感が増したという良子さん.

 

 

何かこういい話をして締めくくりたいのに

 

全然話がまとまらず仕舞には

 

 

『話がまとまらない・・・これが新谷!』

 

 

『覚えとけ!』

 

と放り投げる(笑)

 

 

 

 

ライブ終盤は「Wonderful world」から

 

「UNLOCKER!」でガツンと盛り上がって

 

ミニアルバム曲「Punkadelic Devil」で締めくくり.

 

 

 

「Wonderful World」の冒頭,

 

『君のために何ができるの?』


『空想した世界は愛で溢れた』

 

 

ってフレーズにまたはっとさせられる.

 

愛で溢れた空間は空想でなく今現実に.

 

 

 

 

「UNLOCKER!」は何度聞いても間奏の

 

ギターソロが気持ちよ過ぎ!

 

 

 

 

 

 

 

 

アンコールを求める声が響き渡る中で

 

開いた幕から覗いた光景にびっくり.

 

 

PPBと良子さんが横一列にスタンバイ.

 

しかも良子さんの前にはキーボード.

 

 

アコースティックなセットで良子さんの

 

弾き語りで演奏されたのは「君のもとへ」

 

 

 

 

元々は地元金沢公演限定のつもりで

 

用意していたというこの曲.

 

 

終演後のアンケートがこの曲で埋め尽くされ(笑)

 

急遽最終日の東京でもやろう!となったとか.

 

 

『王国民の声にちゃんと耳を傾けるちゅーりっぷ王国』

 

とは姫の談.

 

 

 

 

 

既にステージ上にいるもののここでPBBの紹介.

 

 

まずはキーボードりょぺす.

 

グッズ紹介コーナーということで寒がる演技から

 

パーカー紹介したり懐中時計紹介したり.

 

 

スマホケースの紹介から記念撮影へ.

 

カメラマンはマニュピュレーターたろさん.

 

 

 

 

が,しかし.

 

何故かないみっちゃんの姿.

 

 

 

良子さんが呼ぶも『のっぴきならない事情』

 

で現れずw

 

 

 

 

続いて4年ぶりなけいくん.

 

『4年の間にメンバー皆変わったし,姫はより可愛くなった』

 

と言いつつ客席に向けては

 

『君らはただ4年経っただけか?』

 

とキツめの問いかけ.

 

 

 

『もっと声だせるだろ?』

 

『もっと腕上げれるだろ?』

 

と煽りに煽る.

 

 

 

表のガン○ムを見た所為かそのうち

 

『ジークジ○ン』とでも言い出しそうなテンションw

 

 

 

 

 

ドラムひろくんはこの日の「ray of sunshine」の

 

締め方について裏話を.

 

 

実は開演10分くらい前に急きょやろうと決めたそうで

 

苦手っぽいみっちゃんを最後にして上手の

 

まこっちゃんから順繰り歌っていく流れにしたとか.

 

 

『バンドでやってる感じがあった』

 

と姫もまんざらでもなさそうな感じ.

 

 

ツアー中は『好き』泥棒が多発していたようで

 

『私が皆に好きって言えなくなっちゃんじゃん』

 

という言葉に湧く場内.

 

 

 

それに対して投げやりに

 

『あーはいはい,好き好き(棒)

 

と突き放す姫(笑)

 

 

このやりとりの雰囲気,流石長年続いてる現場!

 

って感じで和む.

 

 

 

 

バンマスまこっちゃんは『次のことで頭一杯』

 

と何も言うことないという状態(笑)

 

 

で一通り喋り終わったところでベースを手にスタンバイ.

 

 

何かやるのは分かりつつ,どんな展開か分からず

 

最後ベースみっちゃんの紹介へ.

 

 

 

「What a Punk」の音と演奏に乗せて上段から

 

サングラスかけたみっちゃん登場.

 

 

ラップで自己紹介するまさかの

 

チクタクみっちゃんww

 

 

 

 

一旦横に避けた良子さんも慌ててペンライトを

 

取りに戻って,それを振りつつ見守る(笑)

 

 

 

やり切ってそのまま何も言わず

 

定位置に戻っていくみっちゃんw

 

 

 

やー本当に愉快な人達の集まりだわ

 

PPBって.

(もちろん褒め言葉)

 

 

 

 

そんな愉快な面子と共にアンコールを続行.

 

 

『まだ元気ありますかー?』

 

の呼びかけに応えるお客さんに

 

 

『なんで本編で使わなかった!』

 

とにこやかに辛辣な姫w

 

 

 

 

やっぱり,新谷良子のライブといえば!な

 

「CANDY☆POP☆SWEET☆HEART」

 

 

 

 

 

 

 

言うまでもなく見所は間奏明け.

 

後方で見てて本当に一瞬で見事なまでに

 

オレンジに染まる会場.

 

 

オレンジ色の光を愛おしそうに噛みしめるように

 

眺める良子さんと,これまた笑顔で

 

ペンライトを振るお客さんの姿.

 

 

 

自分が高まって光らせる,利己的なものではなく

 

あくまで良子さんに向けて,会場全体が

 

自然にオレンジ色になる.

 

これだけ美しいUOの使い方ってないよね.

 

 

 

 

続いて盛り上がるにはうってつけの

 

「MARCHING MONSTER」

 

ライブ最終盤でのこの曲のハッピー感たるや.

 

 

 

 

 

 

 

ここまでで十分に盛り上がりきった感じがあるけど

 

まだ足りないと鳴り響く『もう一回!』の声.

 

 

 

 

 

それを受けて再び幕が開き始まったのは「ReTIME」

 

ライブ最後の心情を歌った歌詞が沁み渡ったところで

 

本当に最後の最後は「wonderstory」!

 

 

 

 

 

 

 

 

全力を振り絞った!って感じでライブが終了.

 

『2年ぶりにやってこれだけの人が来てくれてありがたい』

 

と感謝しつつ同時に

 

『それだけ待たせたってことだよね』

 

という良子さん.

 

 

 

 

『次はもっと早く会えるように頑張るから』

 

という言葉も.

 

 

あの場に居た誰もがそれを望んでいたし,

 

皆が終わってしまうのが寂しいと感じた瞬間.

 

 

 

名残惜しむかのようにちゃんと一人一人見て

 

色んなリアクションとりつつ手を振る良子さん見てて

 

こういう人だからこそ,この場があるんだよなと.

 

 

 

 

帰りの人で溢れかえる中階段を上ると

 

アンケート記入スペースにたくさんの人.

 

 

考えてみたら紙のアンケート書くのって

 

久しぶりでなんだか懐かしい.

 

 

 

そこに居たスタッフさんがアンケートの記入を

 

お願いしつつ手に持ってたのはゴミ袋.

 

 

『使い終わったサイリウムはこちらへ』

 

と主催者が配ったわけでもなく,お客さんが持ってきて

 

いわば勝手に使ってたものをスタッフさんが回収してた.

 

 

使うのはお決まりではあるし,その辺に捨てられるよりは…

 

ということだろうけど,それにしてもそこまで

 

気遣いをしてくれるのかとちょっとビックリ.

 

 

 

 

 

そんな感じで6年ぶりのちゅーりっぷ王国への旅が終了.

 

一言でいうと『素晴らしい』としか言いようのないライブ.

 

 

毎度音源だったりライブだったりで,最初の曲の一音目から

 

最後の曲の最後の音まででちゃんとひとつの物語となるよう

 

考え込まれてるなと思うことばかりだけど,今回は特に秀逸.

 

 

タイトル『DayDream』に込められた想いを伝えるのに

 

必然と思えるセットリストと歌と演奏とパフォーマンス.

 

 

たとえ良子さんのMCがなかったとしても

 

このライブを見るだけで全て分かる,

 

とすら思える.

 

 

 

何度も聞いてる曲達だけどこの瞬間,この順番で聞くことで

 

改めて耳を奪われるフレーズやメロディがあったり,

 

そうだよなーと共感する場所があったり.

 

 

 

ライブの空気感やセットリストってこれほどまでに

 

重要なのねと当たり前のことを再認識.

 

 

良子さんがお客さんも含めて

 

『このメンバーでこの場所でのライブは今日しかない』

 

と言ってた通り.

 

 

 

 

本当に最後の瞬間までがあっという間に過ぎ去り

 

終わってみて振り返ると正に夢見心地で,

 

『DayDream』の名の通りの時間.

 

 

 

このライブにはこのタイトルしかあり得ない

 

と一人納得.

 

 

 

 

あとは何よりもあの場の空気感が凄く居心地よかったな.

 

それもこれも,如何なる時も『とーしんだい』であり続け,

 

またそれを支えてきたお客さんが作り上げてきたもの.

 

 

 

まこっちゃんが『還暦になってもやってたいね』

 

なんて言ってたけど,これからも『chu→lip』の名の下

 

ずっとずっと不思議な物語を紡いでいって

 

夢が夢じゃなくなる瞬間が続いていってほしいな

 

と思うばかり.

 

 

 

 

 

『りょーこがいるから,大丈夫!』

 

とは言うものの,良子さんとそれを取り巻く人達ならば

 

それも夢や空想じゃなくて現実にしそうな気もする.

 

 

 

 

とりとめもなく感想が溢れかえってるけど,

 

それだけ6年ぶりに足を運んで心底良かった

 

と思えるライブだった!

 

 

 

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