あらよっと。ブログのお時間です。

あれは数日前、北の国から食堂で瓶ビールを注文。

「ごめーん、お兄ちゃん。今すぐに瓶は用意出来ないから生でイイかい?」

イヤ。瓶気分の時に生などいらぬ。

「・・・レモンチューハイで」

そして30分後。ビールを買いに行った食堂の息子が1本だけおビールを抱えて到着。

おいおい、この店の瓶ビールの在庫は常に1本かいな。

瓶の到着にちらりと親父がワシを見る。

いやあ、今さらいらんなあ。酎ハイ飲んでからビールはいらん。

ワシはあんまり瓶が欲しくないや視線を親父に返した。

「あっ、いーよ。いーよ。全然いーよ。冷蔵庫に入れとくから」

ちょうどそのタイミングで1人の客が来店。

「生ビールください!!」

躊躇い無く親父がぴしゃりと返答。

「ないっ!今日は瓶しかないから瓶にしてちょーだいっ!!」

どん。有無言わさぬ態度で生ビールを頼んだ客を一喝。唖然とする生のお客。

あわわ。な、なんて強引なのさ。これで今ワシが間髪入れずに瓶頼んだらどうすんのさ。親父・・・

でもここの親父ならきっとこう言うだろう。きっとこう言うのだ。ここの親父はいつも斜め上をいってるから。

「ないっ!今日は生しかないから生にしてちょーだいっ!!」。きっともう一度生のお客は唖然とするだろう。

ふふふ・・・相変わらずやな。ここの親父は。思い出す。遠い昔。この店の親父が変わり者だと言う事を知らなかった時代の話。ワシが何故、この食堂を「北の国から食堂」と名付けたのか。そう、あれは閉店間際。この親父とワシは北の国からみたいな1コマを意図せず繰り広げた事があるのだ。

・・・このお話はまたの機会にでも。かしこ。