イイオンナ | 嫉妬に狂う女

イイオンナ

世話をしてくれる女と、話を聞いてくれる女、彼にとって、どっちが『イイ女』?


彼より早く起きて弁当の用意をして、珈琲を淹れ、焼きあがったパンにマーガリンを塗った時点で彼を起こす。


彼より早く帰宅する私は、夕飯の準備をして、帰った彼に珈琲を差し出す。お風呂あがりの彼にパンツを渡し、明日のお米をといで、さて、自分の時間。


ひとつの机で向かい合っているものの、お互いPCに向かいながらだから、顔を見ながら話すということはあまりない。


布団に入ると睡魔に襲われ、彼の話を聞きながら寝てしまうこともしばしばだ。


昔は、彼の汚れた靴下を手洗いしながら、幸せを感じたこともあったっけ。今では、それが『苦』であるわけではないけれど、幸せを感じるより前に日課となってしまっている。


最近、顔を見ながら話してないね。


話好きな彼だもの。うんうん、へ~そうなんだ、と、身を乗り出して聞いて欲しいよね。


彼の話を聞く暇がないわけじゃない。こうしてPCに向かってるのだから。


一緒に生活していると、そこに居ることに安心してしまう。


でも、大事なのは、今日彼が何を食べたかよりも、何を考えていたか、だよね。