17歳の駆け引き⑩ | 嫉妬に狂う女

17歳の駆け引き⑩

ミツと私はとりとめのない話をしながら歩き始めた。


と、ミツが私の手をとった。


「この前のことは…」


冗談だから、、、と言う言葉は掻き消されてしまった。


壁を越えてしまうと、どうしてこうも、どうでもよくなってしまうのだろう。chuしてしまうその瞬間までは、ベルしたことを後悔していたし、やっぱり彼氏しかいない、そう思っていたのに。


考えてみると、あれからの私の精神状態は、とても安定していたように思う。教室の中で彼氏が他の子と話していても、バイトに行けばミツが待っていると思うと、嫉妬も和らぐ。


ミツは私に彼がいることを知っていたはずだったけれど、会話の中にその話は出てこなかった。そして「付き合う」という言葉も。それでも学校をサボってデートしたり、お泊りもした。今から思うと、2人ともお子ちゃまだったなと笑えちゃうのだけれど、一線を越えることはなかった。


ある日、ミツと私は花火大会に出掛けた。