京都最古の禅寺「建仁寺」 | 中坊進二 京都の香り

中坊進二 京都の香り

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"京都最古の禅寺として知られる建仁寺は、清水寺や八坂神社と並んで京都市・東山区の名だたる観光スポットです。最寄り駅は京阪電鉄・祇園四条駅と阪急電鉄・河原町駅で、足の遅い中坊進二でも10分ぐらいで到着する距離にあり、手軽に訪れることができます。
建仁寺は、建仁2年(1202年)に源頼家によって建立されました。日本に臨済宗を伝えたとされる栄西のゆかりのあるお寺で、聖福寺と並び日本の禅寺の礎となっています。天龍寺・相国寺・東福寺・万寿寺と並び「京都五山」のひとつとして名だたるお寺です。
見どころとしては、何と言っても全国にその名を知らしめる要素である、俵屋宗達・風神雷神図屏風の存在です。原本は東京国立博物館に寄託されていて、お寺では再現品を鑑賞することができます。中坊進二も初めてみた時は、デジタル複製品とはいえその迫力に圧倒されました。
寺院内にある、方丈障壁画の中でも特に目を引くのが、海北友松・雲龍図です。八面からなる雲龍図は日本の代表的な壁画として国の重要文化財にも指定されています。竹林七賢図・琴棋書画図・山水図・花鳥図などと並んで、名だたる障壁画とともに閲覧すれば、圧倒されることでしょう。
そして、雅で風流な境内は、紅葉の名所でもあります。秋口には境内の木々が華やかに色づき、多くの参拝客で賑わいます。中坊進二も毎年このシーズンは何度か訪れてしまいます。書院・お堂と、色鮮やかな紅葉した木々のコントラストは美しいのひとことで、中坊進二おすすめのスポットです。ちなみに見頃は、その年の気温によって前後しますが、11月中頃〜末までがベストな時期です。また、池泉回遊式の方丈庭園、枯山水の大雄苑、潮音庭など各種さまざまな庭園があり、そちらもぜひ巡って閲覧しましょう。
庭園の片隅には、千利休が担当した茶室・東陽坊は非常に雅であり、こちらも一見の価値ありです。そして、建仁寺内では座禅体験もできます。訪れた際にはぜひ一度体験してみることをおすすめします。"