こんばんは。

あいにくの天気でしたが、
今日みたいなシトシト雨は嫌いじゃないです。

夫が『長ぐつ』と言ったレインブーツを履いて、少しだけ外出するのは案外気持ち良い。
夫よ、これは安物だけど、レインブーツと言うオシャレ雨具なのよ!


昨日、リハビリは希望と書きました。
上肢、下肢、体幹、嚥下、発声、
夫は朝から晩まで、ちょこちょこ自主トレをしています。
我が夫ではありますが、ホント偉いと思います。


去年、訪問リハビリを卒業し、現在はデイケアでのリハビリのみですが、
コロナがなかなか落ち着かず休みが続いているので、
リハビリを診てもらえないのが悩みの一つです。
素人の私では限界があります。


夫は下肢のリハビリの一つで、
四点杖で歩く練習をしています。
四点杖の自主トレは、家の中で行っています。
四点杖の外での練習は、PTさんが一緒でないと危ないので、
外歩きの自主トレは、歩行器で行います。
もちろん私がピタッとくっ付いて練習しています。


この四点杖での練習、実は2人で勝手に始めた事でした。
みなさんは決して真似をしないで下さいね。


訪問リハビリの時に、杖で歩く練習をしたいと、常々話していたのですが、
なかなかトライしてもらえませんでした。

四点杖ではなくて、杖を2本持って歩くほうが良いのでは?と言われ、
試してはみたものの、左半身の失調が強い夫は
2本の杖では上手くコントロールができず、
全く歩けませんでした。


夫の亡くなった祖母が使っていた四点杖が家にあったので、
どうしても歩いてみたくて、
PTさん(主に下肢のリハビリをする療法士さん)に内緒で、
こっそり練習を始めたのです。
みなさんは危ないので真似しないで下さいね。


最初は一歩から始めました。
二歩、三歩と始め、
その往復、
往復二回、三回、
と増やしていきました。
もちろん私がガッツリ体を支えながらやりました。

私が支えながらも、
5メートル位歩けたところで、
『実は、勝手に練習しちゃいました!』と、PTさんに打ち明けて、
四点杖で歩くところを見てもらいました。
とても驚かれていました。
怒られはしませんでしたが、十分気をつけるように注意はされました。
当たり前ですけどね。


それから、リハビリ時に毎回見てもらっていましたが、
なかなかリハビリのメニューには組み込まれませんでした。


程なくして担当者が変わり、再度打ち合わせをして、
少しずつメニューに組み込まれていきました。

けれど、リハビリ側からの積極的な提案と言うよりは、
夫の強い希望で組み込まれた感じです。


夫は倒れる前のように、一人で歩けるようになりたいとよく言います。
それが難しいこと、倒れる前の体に戻れないことは、夫が1番分かっていると思います。
けれど、少しでも元の体に戻りたいと言い、自主トレを毎日欠かしません。


ほんの僅かな希望であっても、
リハビリを続けることが、
本人にとっては大きな希望で、
希望があるから、頑張れるのかなと思います。


夫から気持ちを聞いたわけではありませんが、
毎日自主トレに付き合う中で、そう感じました。


時にスパルタ妻にもなりますが、
体が痛いから今日は休みたいと言われれば、
休ませますし、
本当は疲れてるのに、
やると言ったらやるんだ!と、言われれば、
無理するなよ、
と言いながらも付き合います。


3歩進んで2歩下がるどころか4歩も下がって、
あれ?やり直し?みたいなことを繰り返して、
今日に至ります。

めまい、ふらつきはありますので、
今でもピタッと後ろにくっ付いてますが、
支えてなくても一人で歩けるようになりました。
バランスを崩しそうになる時は、すかさずガッツリ支えますけどね。
おかげで二の腕が鍛えられ太くなりました。


僅かな希望でも、夫に光が見えてる間はがんばるのだと思います。
私は寄り添ってあげることしかできませんが。


私は夫の介護をする中で、
寄り添うということを1番学びました。
夫が倒れる前は、夫が私に寄り添ってくれていたことにも気付かされました。
そして、今でも、不自由な体でも、寄り添ってくれています。
今日は肩甲骨が痛いと言ったら、動きの悪い手で揉んでくれました。
手のリハビリに少しはなったかしら。
夫よ、ありがとね。
関係ないけど、レインブーツを長ぐつって言わないでね。
オシャレしてるつもりなのよ(^-^)


読んで下さってありがとうございます。
リハビリの話はまた書きたいと思っています。