2013年、匿名女性AさんがFacebookで Kye Fortune という男性と出会い、メールのやり取りから電話での会話に発展し、実際に会うことになったのだが、Kye さんは交通事故と脳腫瘍の手術で顔と頭に傷が残っており、会う時はAさんに目隠しして会ってほしいと要求。こうして逢瀬を重ねるようになった二人は、ついに体の関係を結び、その関係を2年も続けたが、勿論、Aさんは、ずっと目隠しをしたままで、Kye さんの顔を見る事はなかった。
しかし、何かがおかしいと感じていたAさんが思い切って目隠しを取ったところ、なんとそこにいたのは、彼女の女友達である Gayle Newland さんだったのだ

Gayle Newland さんは性行為に及ぶ際、自分の胸を布で巻いて平たくしたうえで男性器を模した玩具を使用し、Aさんに男だと思わせていたのである。
Gayle Newland さんが別人になりすましてAさんと性的関係を結んだのは、自分がレズビアンであることを分かっていながら、長年カミングアウトできなかったからだという。
あまりの衝撃で打ちひしがれてしまったAさんだが、Gayle Newland さんを婦女暴行罪で訴えることに

目隠しも性行為も合意の上で行ったことだが、" Kye さんとの性行為に合意したのであって、Gayle Newland さんではない " というのが彼女の言い分だ。
法廷でAさんは、「こんな手口で騙されてしまった自分は、世間知らずだと思われてしまっても仕方ありません。ですが、当時は愛情に飢えていたんです」と述べていたそうだ。
Woman realizes her 'boyfriend' is a woman when she removes blindfold during sex - TomoNews
Woman Shocked Boyfriend Is Girl With Strap-On
1993年、Harrison Young はオーストラリア南海岸のナウルで誕生した。正確には、彼が誕生した際に両親がつけた名前は Sophia だった。
両親はもとより、母親が出産した病院の関係者ですら、生まれてきた子供が「普通の女の子である」と信じて疑わなかったからだ。
Sophia は発育に遅れがあったものの、両親からの愛情を受けて、オーストラリアの自然の中で成長していった。
しかし、彼女が8歳の時に大きな問題が起こる。
ある日を境に、Sophia が骨盤のあたりに痛みを訴え始めた。
病院で検査を受けた結果、衝撃的な事実が判明する。
X線写真に写し出された彼女の卵巣は、通常ではではありえない位置にあった。
さらに、彼女の陰核が、本当は陰茎であることが判明。
つまり、Sophia は生後8年が経過して、初めて両性具有者であることが明らかとなったのだ。
「私の肉体は、まるでホラー映画よ。生まれた時、外見的には通常の女性器と同じように見えたの。だけど歳を重ねていくと、誰も望んでいないのに私の男性器も成長して大きくなっていったの」
ここから Sophia の人生は大きく歪む。
娘が男性器を持つ両性具有者であると知った両親は、我が子を息子として育てていく事に決め、 Sophia から Harrison に改名した。
ある日突然、性別が逆転するなんて、まるでアニメやマンガのような話だが、それが Sophia / Harrison の身に実際に起ったのだ。
もちろん、両親としては我が子の人生について、慎重に考えた末に下した決断だが、10代の思春期を男として過ごす事になった Harrison は、次第に思い悩み始める。
自分は男性なのか
本当は女性として生きてゆきたいんじゃないのか
さらに彼を追い詰めたのは、学校での過酷なイジメだ。
Harrison は常に好奇の目に晒され、心ない暴言や暴力に傷ついた。
「私は発育が遅くて、喋り出したのも5~6歳からだったの。だから、小さい頃から周りと上手に馴染めなかった。さらに、性別のチェンジもあったから、酷くイジメられ、からかわれたの。10代の私は、とても孤独で怒りに満ちていたわ」
繰り返される誹謗中傷に絶望した Harrison は、これまでに6度の自殺未遂を行っている。
「一度は銃で自殺しようとしたけど、使いこなせなかったの。だからリタリンをオーバードーズしたんだけど死ねなかったわ」
やがて、 Sophia の中で女性に対するあこがれが大きくなっていった。
「私は、この身体から男性器を取り除いて、ノーマルな女性になりたいの」
2014年、21歳の時に Harrison は大都市シドニーに移住。
友人のアドバイスでモデルの世界へ飛び込んだ。
男性と女性の魅力を併せ持つ Harrison は、たちまち複数のモデルエージェントと契約を結ぶこととなったが、仕事が順調だとは言い切れない。
「私は男性とも女性とも言い切れない、曖昧な存在なの。モデルエージェントに認められても、クライアントの企業からは敬遠されてしまうのよ」
現在、 Harrison は法的に Sophia へ改名し、完全な女性になるため性転換手術を希望しているが、駆け出しモデルの Sophia にとって手術費用の6万ドルはハードルが高い。
一度は、資金を調達のために寄付金募集のサイトを立ち上げたが、しばらくして Sophia は、そのページを削除し、募金者には全額返金した。
「皆さんのサポートと資金援助にはとても感謝してるの。でも、その好意に甘えちゃいけないと思ったのよ。自分の力で何とかしなくちゃってね」
DAOKO / かけてあげる