リハビリの重要性 | ハルさんの日常

ハルさんの日常

認知症の不思議な行動の数々。あるお年寄りの介護の日記。

ハルさんの大腿骨骨折は3方に骨折していて(3カ所割れている)、それを金属の杭のような物で支えるというものでした。

はじめて知ったのですが、高齢者(ほとんどが高齢者)に多い骨折ということで、これにより寝たきりになってしまう典型的パターンでもあるそうです。

手術をしないと車椅子も難しく、ベッドでの生活になるだろうという話しでした。

正直なところ、手術、はじめ少し抵抗ありました。

ハルさんといえば


自分の部屋で静かに過ごすということがないのです。
おまけに排泄物を触ってしまう人が動き回ると、あちこち茶色く汚されて、そのブツをあらぬ所へポイ捨てなんて事もあり……。あっ、また怒りが…

少しは落ち着いてほしい。というのが、同居2年半の願いでした。

どうせハルさんのことだから、手術してもらってもリハビリなんて痛がってほとんどやらないだろうし、そして車椅子による介護…。
車椅子で動きまわられて、これまでと同じ事がまた起こってしまうのだろうか?

ベッドから車椅子へ、そしてトイレへ。介護、かなり大変だろうなと。

リューマチの私には、『手術』そのものが気が重い話でした。

でも、考えてみれば、『車椅子でも落ち着きが無く、また変な事をしてしまうようだったら、あのミトンのような物をはめてもらえばいいんだ』と。


認知症の人がベッドにいたままだと、こんなに症状進んでしまうのだなと、実感しました。

最初は、『読む』という行為がわからない様子









読む事のおもしろさを思い起こし、喜びを感じていたようでした。
ただ、本人ひとりでは絵本を読もうとしないのが、難しいところです。


リハビリの力ってすごいものだなと感心しました。手術、やっていただいて良かったです。


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