こんにちわ
企業の見えない問題を見える化
働きがいのある企業づくりサポーター
しばとう はるなです。
さて、突然ですが
先生は仕事をスタッフに頼む時
どのような事を伝えますか?
もし、
スタッフの仕事の出来に
●中途半端さや
●仕事への理解不足
●責任感のなさ
を感じているのなら、
今回の記事は何かヒントになるかも
しれません。
例えば、
「整骨院を1日任せたい!」と思っている
院長さんがいたとします。
▼▼関連ブログ▼▼
そろそろAさんも、次期院長に向けて
成長のステップを踏んでもらいたいし
自分自身も
新たに他の事にも取り組んだり
考えたりする時間が欲しい。
(自分の時間欲しいなぁ〜)
まずは、ステップの一つとして
「1日、整骨院をまるっと任せてみよう。」
そう思った時、
あなたならなんと伝えますか?
もしかして
「今度君に、
1日整骨院を任せてみようと思うから。
よろしくね。」
なんて、
こんな任せ方しちゃってませんか?
これだと
スタッフの仕事に
●中途半端さや
●仕事への理解不足
●責任感のなさ
が生じてしまうのも、
仕方ないかもしれません。
仕事を任せるときに
「〇〇よろしくね」
だけでは、
情報の量が圧倒的に足りません。
相手に渡す「情報」として
①何を
②どこまで
③なぜ
少なくともこの3つは
同時に伝えましょう。
①「何を」
これに当たるのは、冒頭の
「1日院長を任せたいこと。」
なので言葉にしてみると
「こんど、整骨院を1日任せてみようと思っている。」
になります。
みなさん「何を」に関しては
いつも伝えておられると思います。
逆に言うと、この「何を」”しか”
伝えてないという事が多い。
これじゃ足りません!
②「どこまで」
これは「1日」という時間の長さというより
その人に”決定権”のある仕事の範囲のことです
「1日整骨院を任せる」にしても
・1日いつもどおり勤務すればいいだけなのか
・スタッフのシフト調整までするのか
それとも
・「一日院長」として、院内でトラブルなど
なにか起きた時の対応まで任せるのか。
同じ「一日」にしても、
その仕事の内容や責任の範囲は異なります。
これ、「伝えてない」というより
そこまで明確に「考えてなかった」
(いやぁ、そこまでは考えてなかった…。)
と言われることも多いです。
まずは先生自身が、
「どこまで」を相手に求めているのか。
これを明確化した上で、
相手にも言葉にして伝えましょう。
例:いつも通りでいい場合
「とりあえず、僕がいない状況で
いつも通り頑張ってもらえるかな?
なにかトラブルが起きた時はすぐに電話してね。」
例:一任したい場合
「この日は、”1日院長”を任せるから、
いろんな対応をできるところまでやってみてくれる?
(具体的な仕事内容があれば同時に伝える)
どうしても自分では対処できないような
緊急事態のときは迷わず電話してね。」
③「なぜ」
これは、Aさんにその仕事を任せたい
と思うに至った先生の心のうちです。
先生の中に、
・次期院長に向けて、成長してほしい。
・1日取り仕切るくらいの実力はついている。
・「院長」を一度体感してほしい。
こんな信頼の思いがあるからこそ、
「1日任せてみたい」
という判断になったのだとしたら
それを伝えましょう。
よく、
「任せるって事は
信頼しているという証だ。」
という
『言わなくても分かる論』がありますが
ハッキリといいます。
「言わないと、分かりません。」
人間同士の「スレ違い」の多くはこの
【言わなくても分かる】が生み出します。
(テレパシーじゃないので言われないとわかりません。)
大事なことなので、
念の為、もっかい言っときます。
「言わないと、分かりません。」
ちゃんと
「あなたを信頼しているよ」と言って下さい。
そして、
以前ブログでもお伝えしましたが、
相手が「安心」して働ける環境を作る事も大切です。
▼▼関連ブログ▼▼
スタッフが「思い切り」仕事をするためには
「思い切り」出来る環境を整えてあげることが大事。
仕事の『任せ方』でも
その環境を整える事が可能ですよ。
ぜひ、一度やってみてくださいね。