青い空に白い雲がゆっくりと流れていく




鳥が鳴いて子供が楽しそうに遊ぶ声が聞こえる





平和だ



そんな平和な日に私は死のうと思う。



何も理由なく死ぬわけじゃない






理由はあるけど言えない


人には言えない理由




飛鳥「…最期にこんな事考えてても仕方ない」



死のう


そう思ってフェンスに手をかけた



?「ま、待て待て待て!!落ち着け!」



後から見知らぬ声が聞こえる




?「何やってんの!病院の屋上で!」



怒られる。


相手の手があがった瞬間叩かれる事を覚悟して身構えた




…痛くない?


彼女は私を撫でて自分の元へ引き寄せた




あたたかい。



?「死なないで」



飛鳥「え?」




?「死んだらだめだよ」



なんで彼女がそんな事言うんだろう