2017年2月に５１才ですい臓癌の宣告を受けて、闘病に入るため３月中旬に休職を取得してから、幾度にわたる社会復帰までの間、１年半かかりました。
山あり谷ありの、まさしく「あっ」という間の１年半でした。
フルタイムで社会復帰する準備を進めてきましたが、当時その時はどうだったかなと、以前の手帳やブログを読みかえしています。
ブログは１０月に初めたので、来月で１年になります。
これまでの経緯を簡単にまとめてみます。
膵臓癌を告知された当初は先生との話で、現時点で浸潤が見られるため手術は難しく、抗癌剤の投薬から始め、アブラキサン+ゲムシタビンの投薬で癌の縮小が見られたので、何とか手術にこぎつけることが出来ました。
始めての抗癌剤で副作用に悩まされている最中、４月に実父が脳幹梗塞で他界しました。
父の家の近所で仲の良かった青年５３才が、膵臓癌で２月に他界したばかりで、私まで同じ膵臓癌となり相当なショックを受けていたのが原因だったかもしれません。
▶ここまでの記事は↓を参照して下さい
「体調不良から膵臓癌手術までの経緯」
６月末に手術が出来たので、退院後からは再発予防としてＴＳ－１を服用しながら、体力をつけて復職への準備を進めていました。
（身長１８０ｃｍで当初７６ｋｇあった体重は６８ｋｇまで落ちています。）
今の私が元気に過ごすことができているのは、この時にとんとん拍子で手術までこぎつける事が出来、また膵臓癌の症例数が日本で４位となる病院で、尚且つ何件もの胆肝膵手術の経験値があるＡ先生に執刀していただいたのが幸運だったと思っています。
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「膵臓癌手術から抗がん剤→再発までの経緯」
同年10月に再発が発覚し、今後の治療法の変更を余儀なくされ、復職も延期としました。
再発した為ＴＳ－１は効果が無かったと判断し、術前に一定の効果が見られたアブラキサン+ゲムシタビンを再開することになりました。
アブ+ＧＥＭの投薬を続けながら、再発箇所は一進一退を繰り返し、現状を維持しながら落ち着いてきたので、仕事場を借りてリハビリも兼ねながら少しづつ時間を長くして、仕事が出来る体力と思考つくりを行いました。
食事療法や補助療法も功を成してか、マーカー値も徐々に下がり標準値近くまでになってきたので、２０１８年３月の復職へ向け再度準備を進めてきました。
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「膵臓癌再発から現在の延命治療までの経緯」
２０１８年２月に連日少し痛いな～程度の腹痛が毎日続いていましたが、ある日突然の強烈な腹痛・嘔吐が起こり腸閉塞が判明。
３月からフルタイムで復職予定だったが、直前で緊急入院となりました。
抗癌剤を投薬した翌日に入院の為、手術もすることが出来なく身体も心も苦しい断食２５日間を過ごし、ようやく手術が出来ました。
先生曰く、閉塞箇所は限界ギリギリ状態で、腸を手で触るだけで崩れて内容物が出てきたので、あと１日遅かったら大変なことになっていた言っていました。
（入院前６８ｋｇから５９ｋｇまで落ちました）
味覚障害は継続してありますが、やはり食事は楽しいし食感は刺激があるし美味しいです。ありがたみが解ります。
腸閉塞は再発しやすいから気を付けるようにと先生から脅しを受け(*_*)、退院後はそれまで食していた繊維質や大豆など消化の悪いものが食べれなく、消化の良いものだけを食べる様にしています。
ようやく確立させた献立をまた作り直さなくてはいけなく、献立の見直しは大変でした（私は料理を作っていないので主に妻がですけど）
１ヶ月間、癌の治療が出来なかったので、癌がどのようになっているのかとても心配でしたが、心配していた通り４月の造影剤ＣＴ検査で左肺への転移が発覚しました。
２度にわたり復職が延期になったので、会社も私の復職受入に慎重になりましたが、今年の夏からまた復職に向けて職場に出入りしながら準備を進め、紆余曲折を経て先週の２１日ようやくフルタイム復職することができました。
傷病手当の期間が１年半がＭＡＸなので復職する事にしましたが、最近になりまた痛みが少しづつ出てきて痛い時間も長いので、本音を言うとあと半年ほど休養期間が欲しい処でした。
北海道は朝晩とても寒くなり紅葉が始まりました。
寒いので痛みが出ているかもしれないですね
オキノームを飲みながらゆるりと頑張ります(^O^)／
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