突然ですが…


『白線流し』も『歌姫』も

そのタイトルに込められた意味や

なぜそのタイトルなのか分かるのが

全話通してのラスト近くである。






ここからはネタバレを含むので

これから観ようと思う方は

読まないで下さいね!











『白線流し』では

慎司(中村竜)が遭難し

入院した病院で同室だった

寿司職人の源さんから

園子が教えてもらい

その行事の存在を知る事となる。

※このエピソードが出てくるのは

全11話中の10話


卒業前に

源さんが亡くなったと知った園子は

お線香をあげに源さんの家を訪ねて

その帰り道に

斐太高等学校の〝白線流し〟に

遭遇するのである。


そして自分たちの卒業式が終わった後

「私達もやろうよ」と

園子が提案しそこで初めて

7人でのオリジナル〝白線流し〟が

出てくるのだ。





ドラマのタイトルになっていて

タイトルバックでは

その行事を模した映像が流れるので

それまではてっきり全話通して

〝白線流し〟に関連した

キーワードやエピソードが出てくるとか、

園子や渉が通った高校が

白線流しを行っている

斐太高校をモデルにしたとか、

そう言う経緯があるのかと

ぼんやり(ぼんやり)思っていたが、

そうではなかった事に

少し驚いているのである。




わたしの勝手な解釈だけど

それぞれの

コンプレックスや止めたい事を

白線に書き、川に流す事で

それまでの自分に区切りをつけ

そして

これから過ごす環境は変わっても、

かけがえのない時間を一緒にいた

仲間はどこかで繋がっているんだと言う

願いを形にしたのではないかなと思った。






私は...白線流しと言う行事を

どうやって知ったんだっけ?

ドラマは観ていなかったから、

多分卒業シーズンに流れる

ニュースで知ったんだと思う。


同じ学校で学んでいた卒業生が

ずっと身につけていた

スカーフや白線を

結んで繋いで川に流すなんて

(後できちんと回収するようですが)、

忘れられない思い出になるだろう。


クラスメートと

別れてしまうのは寂しいけど

私もそんな思い出があったらいいな

ちょっとロマンチックで

羨ましいって思った記憶がある。





それにしても

春に〝推しドラスプリング〟で

配信してくれた事で

当時観ていた方や初めて観た方の

投稿を拝見する事ができた。

検索して読んでいたら

スピッツの『空も飛べるはず』と共に

長い時間を経ても

ドラマ『白線流し』を

思い出して貰えるのって

ファン冥利に尽きると感激した。





そしてこの時の透明感のある美しさ

どこか暗い影を纏った渉を

映像で残してくれた事にも感謝。







ああ〜長くなっちゃった。


渉とは180度違う

四万十太郎を演じた『歌姫』。

そのタイトルに

込められた意味については

長くなったので次回に書こうと思う。