号泣ですわ(いきなり)




みんなー!

そのドラマが放送されていた時期とか

その曲がリリースされた季節になると

急に見返したくなったり

聴きたくなったりする事って

ありませんか??

私は、

今日突然その現象が起こって

『俺の家の話』が

観たくなったのだった。




午前中雨降りだけど

5年ぶりの免許の更新に行ってきた。

予約制になったので

悪天候でも当日キャンセルできず。

5年の間に建物は新しく立て替えられ

暗くて古臭ーい雰囲気から明るくなり

入口にいきなり

エスカレーターが設置されていて

びっくりした。


TDLくらいくねくねと並んだし

平日なのにすごい人だったけど

ぺーバーでゴールドのため

講習も30分で終わり。


やれやれ終わったと

家に帰って誰もいない

久しぶりにのんびりとした午後。

何しようかな〜って

ぼーっとしてたら、

なんの脈絡もなく

そう言えば

寿一が亡くなったってはっきりしたのって

どのタイミングだったっけ???

って頭に浮かんで確かめたくなった。


なにもかもすっ飛ばして最終回視聴。

観てる途中から

まるでリアタイしている時のように

のめり込んだ。

はっきりするタイミングは

後から書くとして…





『俺の家の話』は

どの回も好きなシーン

感動するシーンはあるけれど、

最終回は特に

寿三郎の復活の舞台に

お風呂仕様で寿一が現れる所が好きだ。


あれ?これ前に書いたっけ?

書いててもいいや

書きたいからまた書く。


袖を切ったTシャツに短パンで

風呂桶とスポンジ持参。

「そんな格好じゃダメだ!」

と寿三郎に叱責され

幽霊なので秒で袴にお着替え。


ここからの寿三郎とのやり取りが

いいんだよなぁ。




「寿一、

お前は大したもんだよ…」


「え?」


「よくやったよ寿一…

みんなの事を笑顔にしてくれてさ

奮い立たせてくれてさ

人様の分まで戦って…舞って

怪我して笑って…そんなやついないよ」


「まぁ国の宝にはなれなかったけど

家の宝にはなれたなぁ

家宝にはなれた。

お前は観山家の人間家宝だよ。」



「いよっ!人間家宝観山寿一!」




「褒められちゃった…」


「なんだよ、嬉しくないのかよ」


「嬉しいよ…うれしい

でも褒められちゃったら俺…」


「そうだよな

今まで俺がお前を褒めなかったのはな…

褒めたら…終わっちゃうから…」


「しょうがないよ。そういうもんだから」


「これからはなみんなお前のかわりに

笑ったり泣いたりしてくからな…」





そう言われて

安心したように姿を消したから

寿三郎もやっと寿一が亡くなったのを

受け止める事ができたんだと思った。

この時の西田さんの泣き方が

芝居と思えないくらい真に迫っていて

何度観ても

胸が熱くなって泣いてしまう。


2人の共演をまた観たいよ。






話変わるけど今度は

くだらなさで好きなシーン。


寿三郎が復帰した

《新春能楽会》冒頭挨拶で

何よりも先に開口一番

寿三郎がしゃべったのが


「さくらちゃんがねぇ

本日もお着物です。」

それに続いて舞が

「はいみましょう

さくらを見る会のさくらを見る時間。」


戸田恵梨香ちゃん

にっこり笑って一回転

パラッバラの拍手

ここもう本当におもろい大好き。





結局寿一が亡くなったのは

その後寿限無の支度の時に

はっきりと描かれる訳だけど、

きっと察しのいい方は

オープニングの煙突で

気がついたんだろうな。


私はあれは寿三郎のだと思ってた。

順番通りなんだと思い込んでた。


だから、寿一がいないのは

(よく考えたら開演前の

挨拶もせずにおかしいけど)、

支度にかかってたからだと思ってたので

寿限無からの流れに

あれ?

え?あ!?なに?

へっっ???

えーーーー!!!???

なーーにいいーーー??


ってなって

しばらく頭がついて行かなかったんだった。





あ〜やっぱり『俺の家の話』

いい作品だなぁ。

また時間のある時に

全話観なおそうっと。