多くの人が、
お金を手に入れるために
人生の大半を費やしています。
諭吉さんのために、
どれだけの時間を我慢して、
やりたいことをあきらめて
ほしいものを我慢してきたでしょうか。
だけど、
お金って、
なんでそれほどまでに価値があるのでしょうか。
例えば、日本で一番価値のある紙幣は1万円札。
その発行原価は22円だそうです。
1万円札の原価は22円。
では、残りの9978円は何なのでしょうか。
お金の成り立ちを知るには、
物々交換の時代にさかのぼります。
物々交換の時代は、
リンゴ1個とみかん5個、
というように、それぞれの商品の価値に応じたものと
交換をしていました。
しかし、これでは
牛1頭と果物を交換しようと思ったら、
大量の果物がいっぺんに手に入ることになりますよね。
運ぶのも大変だし、腐れてしまいます。
そこで、一旦別のものに価値を置き換えることを始めました。
当時は貝殻や塩や米などなど。
時代と共に形を変えてきた「お金」は、「ゴールド」という形になりました。
お金として昨日するための条件としては、
①保存ができる
②交換ができる
③分割できる
この3つの条件が備わっていれば、「お金」として流通することができます。
この条件を満たしていたのが、「ゴールド」だったのです。
しかし、「ゴールド」は、持ち運ぶのに不便です。
そこで、ゴールドを預かりますよ。という人が現れました。(ロスチャイルド)
預かった代わりに、預かり証を発行し、その紙があればいつでも交換ができるというものです。(金本位制)
預かり証は紙ですから、持ち運びも便利です。
次第に、その預かり証同士が流通し始めたのが、紙幣の始まりです。
次第に、預けたゴールドを誰も取りに来ないことを知り、
預かり証である紙幣を、ゴールドの量よりも多めに発行してしまいます。
そこで、少し経済が傾いた際に、預かり証を持っていてもしょうがないと、
金を取りに来る人が増えまじめました。
発行側にとっては都合が悪いため、一方的にゴールドと紙幣を交換しませんよ、と発表しました。(1971年:ニクソンショック)
この日から、紙幣は何とも交換ができないただの紙きれになったのです。(不換紙幣)
では、ただの紙切れがなぜ1万円の価値があるのでしょうか。
それは、みんなで作り上げた幻想とも言えます。
日本円を持つ人が、これは1万円の価値があるんだ、と信じあっているからです。
そこに何の裏付けもありません。
お金の価値は、
これから見直されてきます。
これまでになかったものに価値が見出されている時代です。
例えば、タイムマネー。
自分の時間をお金に換えるサービスも始まっています。
NHKのマネーワールドでも紹介されていました。
また、信用がお金に代わる時代にも突入していますね!
ブログのフォロワー数やインスタグラムのフォロワー数、イイネの数がその例として挙げられます。
フォロワー数が多い人にお店や商品を紹介してもらえれば、影響力がありますから、
そこにお金が発生します。
そして、信用を金に代える方法として世間を騒がせたのは、
キングコング西野亮廣さんが行っている、
「クラウドファンディング」があります。
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彼の発信には、嘘偽りがありません。
だからメディアからはたたかれることもありますが、
そういうバックからお金をもらっていないから、信用度は上がります。
メディアの情報には、広告費がかかっていますので、
いい商品でなくても、おいしくないものでも、いい商品、おいしいごはん、として紹介しなければ番組が成り立ちません。
そこには、お金により作られた偽りが映し出されています。
しかし、それって本当なの?と気づきだした視聴者が増え始めています。
だからこそ、今は信用が大切な時代です。
本当にいい商品やお店なら、宣伝広告をしなくても利用者は増え続けます。
利用した人の口コミから、さらにその友人知人へと本当の情報が広がってきますよね。
商品力さえあれば、宣伝にお金をかける必要がないのです。
これからは、そんな本物の商品が多く出回ることでしょう。
私自身も、とても美味しお店やお勧めしたい商品があれば、
大切な人や必要としている人に伝えたい、と思います。
そう考えると、
働き方や、商品の売り方、買い方も、
これまでの方法とは違う方法に移行してくのだろうと思うのです。
学歴がすべてではない社会になってきています。
どんなに高学歴の人よりも、学力はないけど信用度が高い人(例えばフォロワーがたくさんいるなど)の方が、
良い企業に就職できる時代です。
働き方も同じで、
会社が労働者を選ぶのではなく、
労働者に選ばれる会社が、これからは残ってくるでしょう。
モノがあふれた時代、
食も溢れた時代。
どこにいても同じものはある程度手に入るので、
あとはどこで買うかよりも、だれから買うか。を選ぶ時代になっています。
どこにいっても同じサービスを受けられるのなら、
信頼できる人がやっているところでサービスを受けたいですよね。
その信頼こそが、お金に代わる時代なのです。
技術の進歩から、
人間が働かなくても世の中が回っていく方向に進んでいます。
これまで人力で行ってきたことも、機械やAIがやってくれます。
これまでのように、朝から晩まで休みなく働かなくても、
回る経済になれば、自由な時間ができます。
その時間を有意義に使えて、
更に自分の時間をお金に替えたり、
これまでの生き方が信用につながり、その信用がお金に代わる。
新しい時代の流れが来ているように
感じるのです。