体調は日に日に悪化し、
子宮は常に鈍痛があり、頻繁にグサグサと
刺すような痛みもある状態だった。
胃腸も消化吸収がちゃんと出来ておらず、
食欲もないし下痢ばかりしていた。
見るからに痩せこけてしまい、
佐世保に毎月イベントをしに帰っていたが
久々に会う人たちからは、毎度心配された。
その状態でも看護師フルタイムと
佐世保での自然遊びのイベントや
キャンドル教室、受注制作を続けていて、
常に頭も身体もフル回転だったから、
その生活スタイルはもう続けられない
と頭では分かっていた。
その頃から、
自分に足りないのは
自分自身を見つめ直す時間だと感じていた。
頭の中を無にして魂の声を聞くことだと。
そこで、何もしない時間を作り、
瞑想を取り入れてみようと試みていた。
これだけ嫌なことが続くってことは
魂の望む道からそれてしまっているのは
明らかだった。
一族の土地でパートナーと
自給自足の暮らしをしたいだけなのに、
10年余りたっても
土地もパートナーも見つからなかったから、
田舎に引き篭もる準備として、
お金を貯めることと、
今後お金が入ってくる仕組みを
不動産投資などで作っておこうとしていた。
しかし、
魂の望む道はそうではなかったのだ
今を犠牲にして
未来のために生きるのではなく、
まさに今を生き、楽しむべきである
宇宙からしたら今こそが全てで、
今の意識が未来を作っている。
だとしたら、今が辛く苦しいのであれば
未来もそうなってしまうではないか
完全にズレていた。
もうここまで身体もボロボロになった。
仕事はもちろん当面は出来そうにない。
だったら、
理想とする未来の暮らしを、
今から一人で実現させようではないか。
そこでのんびりと
何もせずに暮らし自体を楽しみ、
患ってしまった病を自力で治そう。
そうしていると、きっとその生活に相応しい
理想のパートナーが現れるはずだ。
阿蘇で失ったお金と時間と健康は
私にとって大打撃だった。
でも、そこまでしないと
気付けなかったことがあったのかもしれない。
もう一つの気づきとしては、
愛は見返りを求めず与えるものだとしても、
情のない人に情をかける必要はない
ということ。
自分が神様のように完璧で
エネルギーも高く愛をどれだけ与えても
耐えうる人間なら良いが、
残念ながらそうではない。
与え続けるだけだと疲れてしまうし、
自分自身の寿命が削られてしまう。
これまでの私は、
完全に悪に染まった人はいないと信じていた。
類は友を呼ぶというから、
まずは私が信じていれば
いつか相手も信じてくれる。
私が愛を与えれば、
いつか相手も返してくれる。
そう信じて行動していたが、
今回の試練で、
どれだけでも搾取する人間も中にはいるんだ。
ということを身をもって学んだ
きっとそのような人は、
本当の愛に巡り合うことはなく、
これまでに搾取された人たちからの
恨みつらみの意識が怨念となり、
生き霊としてその人にまとわりつくだろう。
きっと体調も気分も優れないはずだ。
そして、損得の2限の世界でしか生きられず、
人間だけの縛られたコントロール社会から
今世だけでなく来世もあるとしたら来世も、
その先もずっと抜け出せなくなるだろう。
出口のない闇の中で
同じことを延々と繰り返さなければならない、
これほどの苦痛はない。
さらには、
愛のない身勝手な行動は
宇宙の法則に反している。
魂になってからの永遠の世界で
苦労することになるのは明らかで、
進歩しない魂は存在する意味はなく、
それ相応の処分が下されるだろう。
12月いっぱいまでなんとか勤め上げ、
看護師の仕事を辞めて、
なんとか地元の佐世保に帰ることができた、