2022年9月30日(金)
前回からの続きです。
11:50 病棟へ
12:15 早速、1回目の血糖値測定がありました。血糖測定専用の機器があり、看護師さんが私の指先を消毒して、指先に器具を当ててボタンを押すと、針が出てきて刺される仕組みです。刺した場所から出た血液を血糖測定用のチップに触れさせて、しばらくすると血糖値が表示されます。この時の血糖値は88mg/dlでした。朝食を食べてから来院しているので、朝食後にきちんと血糖値が下がっており、正常値です
12:30 出てきたのは腎臓病食ではなくて、一般常菜でした。何も考えずに昼食は完食しました。
13:30から1回目の点滴が始まりました。今回は腕に点滴ルートがとれなくて、左手の甲からでした。
ソルデム1 200ml
ソル・メドロール 500mg
ヘパリンナトリウム 5000単位
を3時間かけて点滴することになりました。
ソル・メドロールというのがステロイドです。ソル・メドロールだけだと量が少なくて点滴できないので、ソルデム1という輸液製剤に混ぜて点滴します。輸液製剤はたくさんあるので、どの輸液を使うかは病院によって違うと思います。
ヘパリンナトリウムは血液凝固を抑制する薬で、ステロイドの副作用に血栓症があるので、それを予防するために使われているのだと思います。
点滴が始まってから、病棟担当の若い女性医師N先生が病室に来られて、ステロイドの副作用の説明を受けました。
特にムーンフェイスについて、ステロイドをやめたら必ず良くなるので、絶対に自己判断でステロイドをやめないでください、と念を押されました。
また大腿骨頭壊死についても説明がありましたが、事前に私が調べていたことと違って、困惑
N先生の説明では、股関節の血流が悪くなると大腿骨頭壊死を起こしやすくなるので、適度な運動をしてくださいとのことでした。
ただ、私が事前に得ていた情報は全く逆で、大腿骨頭壊死を予防するためには、ステロイドが10mg/日以下に減量されるまでは、買い物などで重い荷物を持つ、階段を降りる、ジャンプするなど、股関節に負担がかかる動きをしないようにと書いてありました。(参考:週刊日本医事新報 No.5128 副作用ゼロをめざすステロイド使用時の「7つの習慣」)運動制限、けっこう厳しくないですか
うーん、どちらを信じよう日常生活でジャンプすることは滅多にないので、それはいいとしてステロイドの内服が減るまでは、あえて運動らしい運動はしないけど、買い物は普通に行って重い荷物も持つし、家では階段は使うという自己流の方法を選択しました。それが正しいかは分からないけど
その後、薬剤師さんも病室に来られて、今日の点滴の説明をしてくださいました。
点滴中、夜眠れなくなるかもなと思いつつ、眠くなったのでちょっとうとうと。ステロイドの点滴をすると、動悸を感じる人もいるようですが、私は大丈夫でした。点滴中の自覚症状は、口の中が苦くなったことだけ。後でステロイドの内服を始めて分かったことですが、プレドニゾロンって苦いのです。点滴で口の中には入れていないのに、苦さを感じるのが不思議でした。
17:10 点滴終了。予定の3時間よりも長くかかりました。明日に備えて、点滴の針は残したまま、ロックしてもらいました。
17:20 血圧 136/83でいつもより高めでした。ステロイドの影響かな?
シャワーは病棟の入浴可能時間内に点滴が終わらなかったので、やっぱりできませんでした
17:50 夕食前血糖値 140(昼食後5時間)
昼食後から5時間も経っているのに、下がりきっておらず高いです。点滴のソルデム1に糖分が入っているせいもあるかもしれません。
18:00 夕食
血糖値上昇を心配して、ご飯は2割残しました。巨峰も我慢して3粒だけにしました。血糖値の急上昇を防ぐため、食べる順番も意識して、なるべく「野菜→たんぱく質→ご飯」の順番で食べるようにしました。
この日の夕食後から、ステロイドの副作用である胃潰瘍を予防するために、ラベプラゾールナトリウムという胃薬を飲むことになりました。
夕食後は血糖値を少しでも下げるため、ステロイド点滴後すぐには大体骨頭壊死は起こさないだろうということで、ベッドサイドでかかと落としをしたり、スクワットをしたり、足踏みをしたり、ベッドの上でヨガもどきをしてみたり果たして効果はあるのか
21:25 眠前の血糖値 266(夕食後3時間)
うわ〜、高い200以上は糖尿病と診断される値ですよおそるべしステロイド巨峰は全部残せばよかったかな…
*本日の血糖値
昼食前 88
夕食前 140
眠前 266