ちょっと寄り道しましたが…
今回は、地域の中核病院であるC病院腎臓内科を初めて受診した時のことを書きます。
2021年7月
C病院の予約をとった時に「腎臓内科は時間がかかるので、そのつもりで来てください。」と言われていたので、1日かかるつもりで病院に行きました。
今日診てもらうのは、腎臓内科部長のS先生。この数ヶ月前に、普段は私の外来に通院している患者さんをS先生に紹介したことがありました。腎臓内科受診を終えて私の外来に来たその患者さんは、「すごく丁寧に説明してもらった」と、とても満足していらっしゃいました。そういうことがあり、私もS先生に診察してもらうことにしました。
身長・体重・血圧を測定し、問診票を記入して、診察を待ちます。
やっと診察室に呼ばれ、
➖あれ、この先生、学生時代に見たことある。何部だったかな?
と思っていると、S先生から
「あれ、○○科の先生ですよね?」
と聞かれ…「はい」と答える私。先日、患者さんを紹介したので、紹介者の私の名前を覚えていらっしゃったのか?すごい記憶力だな。
以前、友人達(全て女性医師)の間で、自分や家族が自分の勤務先以外の病院を受診する時に、担当医師に自分の職業を伝えるかどうかが話題になったことがありました。伝える派と伝えない派が半々でした。伝える派は、伝えた方が話がスムーズに進むからというのが主な理由。伝えない派は、相手にプレッシャーを与えてしまうかもしれないから、というのが主な理由でした。どちらも納得。ちなみに私は基本的には伝えない派。
今回受診する時も、職業を伝えるかどうか悩みましたが、すぐに身バレしてしまい、職業を伝えるか・伝えないか問題はあっさり解決しました
同僚が書いてくれた紹介状に目を通し、私からも今までの経過を聞き、S先生は
「この時点で70%、IgA腎症かなと思います。今日は採血、検尿、腹部エコーをしてみましょう。結果を見て、腎生検の入院予約をして帰ってもらいます。」
と言われました。
検査の待ち時間が長いから、その間に目を通すようにと
*検査結果の見方
*IgA腎症について
*IgA腎症の治療の流れ
*腎生検の説明
*腎生検の同意書
*入院申込書
のプリントを手渡され、いったん診察室から出て、採血室へ。採血の順番をとった後、採血までまだかなり待つとのことで、先にエコー室でエコーをしてもらうことになりました。
検査の待ち時間に、渡されたプリント類を読もうと思ったけど、
➖覚悟はしてたけど、そんな高い確率でIgA腎症か…入院申込書と腎生検の同意書も渡された…先生、腎生検する気満々だな…腎生検しないと診断つかないもんな…そんなにすぐ入院(腎生検)しないといけない状況なのか…あああ、やっぱりもう少し早く受診した方がよかったのかも…入院するんだったら仕事の調整しないとな、いつ休めるかな…私の入院中、家のことと子供達のことは夫に任せて大丈夫か?
などなど、頭の中はぐるぐるまともに読めませんでした。
長くなったので、次回につづく