25日

目覚まし時計がいつものようにカチッカチッと時を刻む。

朝だ。

起きてすぐ私は自分の服装がまだ制服を着ていたことから、昨日のことが頭の中にあふれる。

目が覚めればいつもの日々だと信じ、昨日は寝た。


部屋からゆっくり出て、ぎしぎしとなる階段を恐る恐るおり、一階で朝ごはんをとる家族を確認する。

「・・・・!?」


そこにはついさっきまで誰かがいた状態にあった。

テーブルには朝食が並べられ、一箇所には新聞が落ちている、イスもまだ暖かい。



理解できないこの状況を私はただ自分の席に座り、空腹を満たすことしかできなかった。

2月24日15:48

このときすべてが始まった。

休み時間私はトイレへ行ったはず。

しかし私は、向かった直後の記憶がない。

私の記憶はトイレから出てきた時へ直結してしまっているのだ。


教室へ戻ると誰もいない。

ただ机と椅子が並んでいるだけの空間。

私には一瞬何が起こっているのかわからなかった。


気がつくと私は息を切らせ、布団へ横たわっていた。

恐怖に駆られ、走り、人を探した。

誰もどこにもいない。私以外の誰もいない。

無我夢中で走っているうちに自宅へ、いつも一人でいる自分の部屋へ。

走った疲労感から、もう一歩も動けない・・・。


「んっ・・・朝かぁ・・・」

朝日のまぶしさによって、私は深い眠りから覚めた・・・。

私の部屋でいつものように目覚めた。朝食を済ませ学校へ行く・・・いつもなら。

「・・・することもないっ・・・か。」

学校、部活、勉強、遊び・・・暇がなく時間が欲しくて仕方がなかった日々。

でも今は違う。

今の私は孤独により絶望し、やる気を失った。


私は・・・日常を失ったのだ。

なぜこうなってしまったのだろう・・・。