春爛漫 あったか~い ![]()
新学期がはじまり‥この時期
毎年思いだし娘を想う事がある
娘の授業参観日のこと
小学校3年に進級した4月
娘が 『 授業参観日の通知 』 を持ってきた
体調悪い事にプラスして 足(股関節)も悪化し歩けなかった
『 おかあさん 杖ついて行ってもイィ
』
↑↑↑
(娘の幼稚園・学校へ杖をついて行く事を控えていた私)
娘の何ともいえない複雑な表情を瞬時に感じた
『 今回は ま☆が決めてちょうだい‥』
8歳の娘は いろいろ悩んだはず
そおして‥参観日の前日 帰宅するなり
『 おかあさん あした 絶対きてね・杖ついて気を付けてネ
』
輝いた瞳で 真っ直ぐわたしの目を見て言ってくれた
当日‥学校へ行くと
昇降口で おともだち数人と待っていてくれた
段差や階段 気を付けてネと 言いながら‥教室まで
娘は席につきながら何度も振り返り 笑顔で小さく手を振る
授業参観の後 保護者会(クラス懇談会っていったかな) があった
担任の先生が 最後に皆さまに伝えたい事があります と
昨日お帰りのホームルームの時間 ま☆さんが‥挙手し言いました
『 みなさんにお願いがあります
あした わたしのお母さんは病気で杖をついてきます
どうかジロジロみたり 笑ったりしないでください 』
みんなの前に出てきて 自分の気持ちをクラスの仲間に伝え
とても 感動しました
クラスの仲間が ま☆さんの願いを守ったかは
今日の ま☆さんの笑顔が語っていたと思います
この一年 とても楽しみです ‥とおっしゃたのです
わたしは とっても 驚き‥我に返ると
周りのお母さま方が 先に泣いていました![]()
娘はドキドキしながら 迷いながら言ったと思います
まだ8歳‥母の病気・重荷を背負わせてしまったと感じた
姉妹をつくってあげられなかった事も
その後 娘は人権に関する作文で
この授業参観日の事での気付きを書き
入賞し 人権教育資料集に載った
この勇気と素直さは どんどん伸びてくれた
6年生になった時 在校生代表で
新1年生の入学式に 歓迎の言葉を述べた
どこにでもいる ひとりの娘だけど
わたしには 宝物 ![]()
わたしたち家族には
たくさんの不安・失敗・涙・けんか‥
数えきれなく 降りました
それら 一粒一粒は
たしかに家族のココロに染み込んでいます
きっと 涙の数だけ
家族のココロが やわらかくなって
