それにともない、番組観覧や、テレビのオンエアが続いていたけど、
落ち着いてきたところ。
4人の音を聞いていると、
自分の心があるべき場所にカチっとおさまってきたので、
今の気持ちを記しておこうと思う。
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待ち焦がれていた生の音との再会は
渋谷のライブハウスでの番組収録になった。
SSTVの番組。
SSTVといえば、私にとっては夕陽のドラゴンだった。
そして、そこでウルフルズのPVを見て、完全にやられて、
PVって面白いな~音楽っていいな~・・・で、今に至っている(笑)
この回は、収録といえどもほぼそのままライブ!!
そのSSTVの心意気に、胸が熱くなった。
開演前に、飲み物をもらいに入口付近を通り過ぎると、
4人の大きなパネルが。
しばらくお酒片手にニコニコ見守ってしまった。
あぁ、4人いるなぁ。
この人達の音が、また聴けるんだ。
収録前、隣にいた二人組の女性と少し話す。
私が20年近くファンだというと、二人ともとても驚いていて、
その場で私に「先輩」というあだ名がつく。
収録中にメンバーが近くに来てフラフラになる私を
一生懸命支えてくれていた。初対面なのに(笑)
ありがとーう!
その日、朝からそわそわしていた私は、
開演前からちょっと泣いてしまった。
そして、出囃子で、なんかもう、涙がいっぱい出た。
あの、なんともいえないフザケタ音で
手を挙げながら登場する4人の姿。
また見られた。それだけで、とてもとても嬉しかった。
それからはもう、あっという間で、
久しぶりに聞く生の音は、なんだか真剣にアホらしくて、
(変な曲だなぁ)って改めて思ったし、
そこがやっぱり好きだなぁって思ったりした。
ギターもドラムもベースもコーラスも、
もうどうしようもなく私の身体にしみついている。
とても狭いライブハウスなので、
こっち見てくれるかなぁなんて思っていたけど、なかなか目が合わなかった。
そして、新曲も披露してくれた時。
その中で、トータスさんが
「ヒーローという曲です」
という時にこちらを見た気がしてドキっとした。
本当に見たかなんかなんてどうでもよくて、
もし見てても目に入ったっていうだけだってわかっているし。
そういうんじゃなくて・・・
またこれから、私を助けてくれる曲と出会った。
そういう希望みたいなものを、直接『ハイ』って手渡されたような気がした。
♪空を飛び駆け巡り 悪い奴らをやっつける
それをヒーローと呼ぶのなら
背伸びして傷ついて負けず嫌いであまのじゃく
そんなヒーローはいないはず
(中略)
やさしくて明るくて強くてデカくて逞しい
それをヒーローと呼ぶならば
泣きじゃくり悔しがりブチ切れた挙句にふさぎこむ
そんなのヒーローと呼べはしないだろう
だけど何回も何回もつまづき壁に当たっても
君のことを思い出して憧れ夢見ていたはずの俺のヒーロー
そうさヒーローになりたい♪
私がウルフルズのことを好きなのは、こういうところだ。
売れる曲はすごい!!
ロマンティックなラブソングも、情景が浮かぶような綺麗な描写も
誰でも口ずさめるようなメロディラインも、全部素晴らしいと思う。
音程がどれだけ合っているかとか、そういう技術も大切かもしれない。
でも私が好きなのは、
「この人は本当にそう思ってるんだな」っていう熱量みたいなもの。
そしてハッピーさと無責任さと豪快さと繊細さのバランス。
そんな曲であり、歌声だから、
やっぱりウルフルズの歌が
こんなに長く好きでいられるのだと思う。
そして、心から、より多くの人にこの熱量が伝わるといいなぁと思う。
最後に歌ったいい女。
コール&レスポンスを繰り返し腕が痛くなって、
それが懐かしくてまた泣けてきた。
また行きたい。
今度は、夏のヤッサかなぁ~。
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そして、情熱大陸のオンエア。
前はトータス松本単独の情熱大陸で
まぁ・・・いろいろあったみたいですが・・・(トータスさんの本参照)
今回はその反動なのか、他のメンバーにも沢山時間を使ってくれていて、
ファンとしてはとても嬉しかった。
それにしても、きっとファンじゃない人には
(これは誰だろう)くらいなのかもしれないけどね。
それにしてもドラムのサンコンさんの優しいこと。カッコイイこと・・・!!
ウルフルズが活動休止になってから他の仕事をすることも考えたけれど、
やっぱりドラムで食べていたいと、様々な人達とのコラボやバックバンドを経て、
本当に、ド素人の私にもわかるくらいに音が太くなっている。
ケイスケさんとトータスさんが上手くいくのか心配だったという
ジョンBのベースを笑顔で励ます姿。
改めて、人間には素直な一途さと優しさが重要だと思う。
その姿が、これからのウルフルズを支えてくれる、とても頼もしいものに思えた。
「ウルフルズが全部やったから」と話すケイスケさん
「岩本さんと松本君が憧れだから、変わらないでしょうね」と話すジョンBさん
「待ってくれたスタッフとお客さんに感謝。ドラムで答えを出せたら」と話すサンコンさん
何度も何度も何度も何度も見たトータスさんの真面目さ。
皆、変わってなくて、愛おしい。
年上なんだけど、ごめんなさい。
めっちゃ愛おしいです。
SONGSやミュージックステーションや野外イベント。
演奏しているウルフルズは、とても幸せそうに見えた。
それは見えただけであって、本当の所は誰にもわからないけど、
きっと、拍手や歓声や、昔の楽曲そのものが彼らの背中を押しているのだと思う。
それを感じながら、また少しずつ走っていってほしいと思う。
惜しみない拍手を送ります。
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毎日、ウルフルズのアルバムを聴いている。
覚えようともしていないのに全部の音が身体に染みていく。
聞くたびに、違う言葉が胸に刺さる。
こんなふうに音楽を聴きこむことって最近あんまりなかったな。
♪だからどーしたっていうんだ たかが悩みじゃないか
つべこべ言うのもいいぜベイベー 黙ってるより
だからどーしたっていうんだ 今を生きるがいいぜ
正解なんてなんてない世界だ♪
こういう歌詞で涙が出てくる。
そういえば、トータスさんの日記を読んでいたら、
朝、カレーを食べながら完成したアルバムを聴いていたら
なんだか泣けて、涙が止まらなかったみたいで。
息子さんの前で泣いてしまったらしい。
『世の中というものを、理屈で動かすことなんか誰にも出来ない』
って。
そうだよ。涙に本当は理由なんてない。
好きにも理由なんてない。
そんなこと、どうでもよすぎ。
♪いつも愛しく思います
きっといいことあるはずよ
生まれ変われるチャンスチャンス
今日がその日になるかも♪
その言葉を聞きながら、毎日歩いている。
そうそう、ウルフルズがいる毎日ってこんな感じ。