毎日、ウルフルズのアルバムを聴いている。

それにともない、番組観覧や、テレビのオンエアが続いていたけど、
落ち着いてきたところ。

4人の音を聞いていると、
自分の心があるべき場所にカチっとおさまってきたので、
今の気持ちを記しておこうと思う。

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待ち焦がれていた生の音との再会は
渋谷のライブハウスでの番組収録になった。

SSTVの番組。
SSTVといえば、私にとっては夕陽のドラゴンだった。
そして、そこでウルフルズのPVを見て、完全にやられて、
PVって面白いな~音楽っていいな~・・・で、今に至っている(笑)

この回は、収録といえどもほぼそのままライブ!!
そのSSTVの心意気に、胸が熱くなった。

開演前に、飲み物をもらいに入口付近を通り過ぎると、
4人の大きなパネルが。
しばらくお酒片手にニコニコ見守ってしまった。

あぁ、4人いるなぁ。
この人達の音が、また聴けるんだ。


収録前、隣にいた二人組の女性と少し話す。
私が20年近くファンだというと、二人ともとても驚いていて、
その場で私に「先輩」というあだ名がつく。
収録中にメンバーが近くに来てフラフラになる私を
一生懸命支えてくれていた。初対面なのに(笑)
ありがとーう!

その日、朝からそわそわしていた私は、
開演前からちょっと泣いてしまった。
そして、出囃子で、なんかもう、涙がいっぱい出た。

あの、なんともいえないフザケタ音で
手を挙げながら登場する4人の姿。
また見られた。それだけで、とてもとても嬉しかった。

それからはもう、あっという間で、
久しぶりに聞く生の音は、なんだか真剣にアホらしくて、
(変な曲だなぁ)って改めて思ったし、
そこがやっぱり好きだなぁって思ったりした。
ギターもドラムもベースもコーラスも、
もうどうしようもなく私の身体にしみついている。

とても狭いライブハウスなので、
こっち見てくれるかなぁなんて思っていたけど、なかなか目が合わなかった。

そして、新曲も披露してくれた時。
その中で、トータスさんが
「ヒーローという曲です」
という時にこちらを見た気がしてドキっとした。

本当に見たかなんかなんてどうでもよくて、
もし見てても目に入ったっていうだけだってわかっているし。
そういうんじゃなくて・・・
またこれから、私を助けてくれる曲と出会った。
そういう希望みたいなものを、直接『ハイ』って手渡されたような気がした。


♪空を飛び駆け巡り 悪い奴らをやっつける
 それをヒーローと呼ぶのなら
 背伸びして傷ついて負けず嫌いであまのじゃく
 そんなヒーローはいないはず

 (中略)

 やさしくて明るくて強くてデカくて逞しい
 それをヒーローと呼ぶならば
 泣きじゃくり悔しがりブチ切れた挙句にふさぎこむ
 そんなのヒーローと呼べはしないだろう

 だけど何回も何回もつまづき壁に当たっても
 君のことを思い出して憧れ夢見ていたはずの俺のヒーロー
 そうさヒーローになりたい♪


私がウルフルズのことを好きなのは、こういうところだ。

売れる曲はすごい!!
ロマンティックなラブソングも、情景が浮かぶような綺麗な描写も
誰でも口ずさめるようなメロディラインも、全部素晴らしいと思う。
音程がどれだけ合っているかとか、そういう技術も大切かもしれない。

でも私が好きなのは、
「この人は本当にそう思ってるんだな」っていう熱量みたいなもの。
そしてハッピーさと無責任さと豪快さと繊細さのバランス。

そんな曲であり、歌声だから、
やっぱりウルフルズの歌が
こんなに長く好きでいられるのだと思う。
そして、心から、より多くの人にこの熱量が伝わるといいなぁと思う。

最後に歌ったいい女。
コール&レスポンスを繰り返し腕が痛くなって、
それが懐かしくてまた泣けてきた。

また行きたい。

今度は、夏のヤッサかなぁ~。


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そして、情熱大陸のオンエア。

前はトータス松本単独の情熱大陸で
まぁ・・・いろいろあったみたいですが・・・(トータスさんの本参照)
今回はその反動なのか、他のメンバーにも沢山時間を使ってくれていて、
ファンとしてはとても嬉しかった。
それにしても、きっとファンじゃない人には
(これは誰だろう)くらいなのかもしれないけどね。

それにしてもドラムのサンコンさんの優しいこと。カッコイイこと・・・!!
ウルフルズが活動休止になってから他の仕事をすることも考えたけれど、
やっぱりドラムで食べていたいと、様々な人達とのコラボやバックバンドを経て、
本当に、ド素人の私にもわかるくらいに音が太くなっている。
ケイスケさんとトータスさんが上手くいくのか心配だったという
ジョンBのベースを笑顔で励ます姿。
改めて、人間には素直な一途さと優しさが重要だと思う。
その姿が、これからのウルフルズを支えてくれる、とても頼もしいものに思えた。

「ウルフルズが全部やったから」と話すケイスケさん
「岩本さんと松本君が憧れだから、変わらないでしょうね」と話すジョンBさん
「待ってくれたスタッフとお客さんに感謝。ドラムで答えを出せたら」と話すサンコンさん
何度も何度も何度も何度も見たトータスさんの真面目さ。

皆、変わってなくて、愛おしい。
年上なんだけど、ごめんなさい。
めっちゃ愛おしいです。

SONGSやミュージックステーションや野外イベント。
演奏しているウルフルズは、とても幸せそうに見えた。
それは見えただけであって、本当の所は誰にもわからないけど、
きっと、拍手や歓声や、昔の楽曲そのものが彼らの背中を押しているのだと思う。
それを感じながら、また少しずつ走っていってほしいと思う。

惜しみない拍手を送ります。

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毎日、ウルフルズのアルバムを聴いている。

覚えようともしていないのに全部の音が身体に染みていく。
聞くたびに、違う言葉が胸に刺さる。
こんなふうに音楽を聴きこむことって最近あんまりなかったな。

♪だからどーしたっていうんだ たかが悩みじゃないか
 つべこべ言うのもいいぜベイベー 黙ってるより
 だからどーしたっていうんだ 今を生きるがいいぜ
 正解なんてなんてない世界だ♪

こういう歌詞で涙が出てくる。

そういえば、トータスさんの日記を読んでいたら、
朝、カレーを食べながら完成したアルバムを聴いていたら
なんだか泣けて、涙が止まらなかったみたいで。
息子さんの前で泣いてしまったらしい。
『世の中というものを、理屈で動かすことなんか誰にも出来ない』
って。

そうだよ。涙に本当は理由なんてない。
好きにも理由なんてない。

そんなこと、どうでもよすぎ。

♪いつも愛しく思います
 きっといいことあるはずよ
 生まれ変われるチャンスチャンス
 今日がその日になるかも♪

その言葉を聞きながら、毎日歩いている。

そうそう、ウルフルズがいる毎日ってこんな感じ。

朝、ノンストップを見たら、自分で言ってました。

「今日、僕、誕生日です」

「ノンストップ始まってもう(誕生日迎えるの)3回目ですよ。
 何回も、迎えたいな、ノンストップで」

いつもそうだけど、すっごい眠そうな顔~(笑)

と思いながら、「おめでとう~♪」と言いました。


誕生日って、ちょっとした節目かなって思います。

改めてその人のことを考える気持ちになるというか。

出会いからとか、思い出とか、振り返るのっていいですよね、

一年に一度くらいは。


初めはどちらかといえば『舞台の上のバナナマン』だったのが

いつの間にか『テレビの中のバナナマン』になって、

もうなんか、『みんなのバナナマン』になったんだなぁ。


おもしろいなぁ、

私の生きている日常とは遠い人達なのに、

どうしてこんなに、大切な人だと感じるんだろう。


でもまぁ、こんなふうに、心から憧れる人、心から大切に思う人が、

自分の周り以外にもあるという人生を

私はとても気に入っています。


人って、不幸せの数ばかり数えてしまうって聞いたことがあるけど、

私はこれまで、幸せの数ばかり数えて生きてきました。

増やしたいものだけ、数えていればいいんだと思ってます。

その幸せの中に、バナナマンを見て笑ったことは何度も何度も入っています。

いつも届けてくれる笑いは、私の悲しみをゆっくり和らげてくれました。

その『無責任な優しさ』に、どんなに助けられたかわかりません。


ふと、テレビを付けて顔が見えること。

ラジオから声が聞こえること。

それが決して当たり前じゃなかった時間があったことも、ちゃんと覚えています。

だから、ずっと「幸せ」としてカウントできるんだろうな。


設楽さんが笑顔で活躍できる日々が

ずっとずっと続くように心から祈っています。


今年も笑ってお祝いできることを、またひとつ、幸せに思います。

バナナTVの視聴者プレゼント、
バナナマンからのお土産が、
うちに届きました♪





応募したことすらぼんやりしていたので
なんだー?…ごそごそ…ガサガサ…
これでした~(о´∀`о)





唐辛子のペン大量!!(笑)


いまいちどDVD見返してみると、
確かにこれと同じビニール袋をガサガサしてます。
そして、中から自分たち用に数本取り出してます。
ということは、設楽家と日村家にも同じものがあるんだなぁー(笑)


それにしても嬉しいけど、
この大量さにビックリですよ。
そして、あの韓国のビニール袋のままだったのが
面白かった~(笑)
うっすらハングル文字が見えます。


機会がありましたら
バナナマンファンの皆様にお裾分けしますね♪


その他のプレゼントも色々で、
お面とか置物とかもあったので
大きいのがきてたらうちの中が
大変なことになってたなー。

どれでも嬉しいけどね♪


なんとなく時期的に
遅れてきたホワイトデー気分です。
じゃああと50回位はあげないと~(о´∀`о)




バナナTVは
頑張ってきたバナナマンへの
ご褒美みたいな番組ですよね。
お仕事という中で仲良く旅行できて
よかったねって思う。
(もちろんギアは仕事モードにしてるんだろうけど)


旅行に行きたいな、
美味しいものが食べたいな、
そしてこんな風にいつも隣を向いて
笑っていたいなって思える番組です。


ずっと続くといいな♪




2014年、ウルフルズが再結成を発表した。

「復活を信じて待っていた」というのとは違う気がする。
活動休止した時も、その決断を信じていたし、
それぞれの活動も信じていた。
だから、再結成も、これからのウルフルズもずっと信じている。
本気で大好きな人達だから、本気で信じている。

ただ、それだけのことだ。

なつかしくなって、2009年の活動休止の時に
私が書いた言葉を、読み返してみた。

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  時間は人を変えてゆく。
  だから未来のいつかに再結成の時が来たとしても
  それはもう今のウルフルズじゃない気がする。
  ただどんな形であっても 「おかえりなさい」と迎えたい。
 
  約束はしない。

  私は、潔く変わっていきたい。
  それは、自分がどれだけ変わろうとも
  ウルフルズの音楽を愛する気持ちが変わらないという
  絶対の自信があるからだ。

  だから、約束なんかなんの意味もない。

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ウルフルズのファンクラブからお手紙が来て、私は再結成を知った。

それから、色々な人が盛り上がっているのを、インターネットで見た。

でも私は、「イェーイ!復活だ!」って気持ちじゃ全然なかった。
一番は、(あぁ、いろいろ考えたんだろうな、話し合ったんだろうな)って思った。
各々が想いを抱えていて、それでも「もう一回やろう」という結論になったのだろう。
それならば、(よかったなぁ)と思った。

嬉しいんだけど。
嬉しいだけじゃなくてもっともっと特別な気持ち。
それはきっと、「おかえりなさい」と泣きながら抱きしめたいような気持ちだ。

2009年の私、ちゃんと「おかえり」って言えたよ!
やっぱりずっとずっとウルフルズが大好きだったよ。

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ウルフルズに起こった今までの色々なことを覚えている。

ベースのジョン・B・チョッパー(黒田さん)が脱退した時の
トータスさんの言葉。

  『人生というのは色々なことがおこります
   我々ウルフルズに起きたことは、同時にファンの皆にもおきたことだと思います。
   今回の黒田の脱退は、悲しい出来事です。悲しんで下さい。
   でもこれからのウルフルズ、あるいは黒田のことを考えるとき、
   その時は、決して悲しまないで下さい。
   僕はウルフルズを愛しています。
   黒田がいなくなってもこの気持ちは変わらないと確信しています。
   僕の居場所はここしかないのです。』

愛しているという言葉を振り絞った数年後、
活動休止前のライブでこんなMCをしていた。

  「俺はいつも正直すぎるというか・・・
  言いたいことを言って周りに迷惑かけたり誤解をよんだりするんです。
  でもね・・やっぱり嘘は言いたくないんすよ。
  だから、軽はずみなことはいえないんです。
  戻ってくるとか待っててくれなんて言えないんです。
  誰にもわからないんですよ、先のことは。
  だって、戻ってくるなんて言えないから辞めるんです。
  続けられるんなら、辞める必要なんてないんやから。
  だって、こんなに沢山の人が応援してくれてるんやもん!
  辞めたくないですよ!続けられるのならね。
  ・・・続けられないんです。
  続けられないから辞めるんです。
  俺の言いたいこと、伝わってる?」

  「ウルフルズは21年間、前だけをみて突っ走ってきたんすよ。
  音楽が好きで、歌が好きで、ウルフルズが好きで、
  それで人気者になりたくて、一生懸命、前だけを見て21年走ってきたんです。
  それは自分達でも誇りに思っています。
  前だけを見て、まっすぐまっすぐまっすぐ・・・それしかないんすよ。
  いつも俺らそうやって歌ってきたやろ?
  終わりは、始まりなんです。
  だから、俺はこれからの未来に、これからの人生に、希望を持っています。
  この先のウルフルズを俺はめちゃめちゃ楽しみにしてる。
  ここにいるみんなも自分がやりたいこと、それだけをまっすぐ見て突っ走ってくれ!」

全て、白か黒ではない、心の傷跡までが伝わるような言葉だった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ソロになり、歌を歌うことを人生の中心に構えた彼は、
自分の信じたものを大切にしたいという、
とてもシンプルなことをまっとうにやろうとしているように見えた。
その姿勢が表れた音楽も、とてもとても好きだった。
ソロツアー、大好きなサム・クックの完全カバー、アカペラツアー、ロックフェス・・・歌声がどんどん深くなってゆく。

そして言ってくれた。
「どんなことがあっても、ファンの人を裏切るようなことはもうしたくない」

「最初からファンクラブに入ってくれた人に直接お礼を言いたい」
と集まった会場では、いつもの声よりも大分小さく、どこか恥ずかしそうにとつとつと話す姿を見た。これも、彼なのだなぁと思った。
そして直接握手をした時に、思った。
「握手なんかしなくても、ずっとこの人の音楽と私はつながっているんだ」
身体の奥からつきあげるように、そう思った。
手のぬくもりはとても嬉しかったけれど、
それよりも、彼らの音楽をずっと聞いてきた時間の方がもっと重要だった。
近くに行かなくても、近くにいたんだよ、ずっと。

ファンってきっと、そういうものじゃないかな。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

そして金曜日のミュージックステーションを見て。

あぁ、『似合うな』って思った。
誰と比べるでもなく、本当に『バンド』が似合う人達だ。

キレイな衣装に、耳当たりのいい言葉、
上手に着飾った音楽にはない厚みがある。
その音の重なりが確かに「ウルフルズ」だった。
4人にしかできない音、私はしっかり覚えてるんだ。
だって、何度も何度もライブで聞いたから。
あぁ、早く生で聞きたいよ。本物を。

青春時代に知り合って、バンドを初めてプロになって、
脱退して復活して、活動休止して、再開して。
例えばそんな中で起こった感動のストーリーを
誰かが作って広めてくれたら一番わかりやすいだろう。
でも、そんなこときちんと用意されないとわからないようなら、
全然わからなくていい。
そういうこと全部ひっくるめて、力ずくでねじふせるような
素敵な音楽をやってほしい。

  『人生というのは、色々なことがおこります』

だから、この先ももちろん、いろいろある。
でもそのいろいろを、新しいウルフルズの音と一緒に生きていけるのであれば、
こんなに頼もしいことはない。
私にとってウルフルズの音楽は、未来の希望だ。

だからやっぱり、嬉しい。
・・・嬉しい、嬉しい、嬉しいよ!!!!!!!!!




ありがとう、おかえりなさい、ウルフルズ。
これからもずっと好きでいさせて下さい。
二週連続で出された東京への大雪警報。
一日降り続いた雪がうっすら道路を覆う中、
渋谷のタワーレコードへ行ってきました。

大雪でJR始め交通は大混乱。
その中できっと、イベントをあきらめた方も
沢山いらっしゃるだろうな・・・と思い、
できるだけレポ、したいと思います。

ひさびさ~♪
ちゃんとかけるのだろうか?(笑)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

開始時間ほぼピッタリに壇上へ登場した二人。
雪にも関わらず、200人を超える人で埋め尽くされた会場の拍手に
何度もお礼を言います。

日村「ありがとう、足元の悪い中・・・」
設楽「(笑)足元の悪い中ってそんなちゃんとした言葉、初めて聞いたかも~」
日村「いや、足元悪いですよ、雪ですもん」
設楽「そうだねー、ありがたいねー。
イベントとかも、中止になったりしたんだよね。
こんな時に来てくれるなんて・・・よっぽど俺らのことが好きなんだね~♪
もう、帰れないかもしれないよ?
   もう、帰れなくてもいい!っていう人ばっかりなの?」
会場からは、笑いと一緒に熱気に満ちた頷きが返ってきます。

自分を照らすライトから額に手をかざし、
会場の前から後ろまで見ようとする二人。
あ~、今、生で会えているんだなと感じる瞬間です。

今回は、去年の夏の単独ライブ『Cutie Funny』のDVD発売イベント。
それなのに早速間違えちゃう設楽さん。
設楽「キューティー・・・ハニー??」
日村「違うよ(笑)キューティーファニーだよ。
   あんたが(タイトル)つけたんでしょ」
設楽「(笑)そっかそっか。ゆっくり言ったのに間違えちゃったよ」

そんなユルユルなお二人のことなので、
去年の夏の事?覚えてるわけないじゃないですか(笑)

でも、日村さんが「歌だけは覚えてる!」と言い出し、
アカペラで『善養寺あきら』の『中学二年生』を披露してくれました。

二番まで歌い終わると、会場からも拍手が。
設楽「おれ、あそこ好きなんだよな、最後のほうのたたみかけ」
日村「あ~・・・えっと・・・」
思いだせない日村さんを見守っていると、会場から声が・・・
設楽「今『オエッ』って言わなかった?日村さん見てたら気持ち悪くなっちゃった?」
日村「それはないでしょ~気持ち悪い!?」
いつもテレビで見ているようなバナナマンの掛け合いに、
会場のお客さんは大喜びでした。


毎回イベントでは記憶を辿りながらウロウロトークをするお二人を見かねてなのか、
スタッフから手カンペの資料が渡されました。
題して『ライブ稽古場であった事件簿』
内容は、バナナマンファンであれば一回も二回も三回も聞いたことのあるものですが、
一応書きとめておきます。

①日村さんダイエット事件。
  毎年、ライブの時期に向けてダイエットをする設楽さん。
  体調に不安を抱える日村さんも今年はとうとうダイエットに参加することに。
  その名も『お米を食べないダイエット。時と場合によってはお米も食べるダイエット』
  本当にその名の通り、あまりお米を食べないだけ。
  パンや麺類は食べ放題で、たまーにお米もオッケーという内容。
  日村「だって、うな重食べなきゃいけない日もあるじゃん!!」
  ってそれじゃ、ダイエットじゃないですよ~(笑)

②設楽さんの睡眠サイクルバラバラ事件
 帯の朝番組を担当している設楽さんは、早朝にフジテレビへ行き、
 帰って来てから浅い眠りを繰り返し、夜中に起きて稽古→フジテレビという
 サイクルを繰り返すことになってしまったのです。
 効率が悪いと感じた日村さんは、
 「一回うちに帰ってちゃんと寝て、睡眠サイクルを戻そう!」
 と提案するのですが、
 設楽さんには全く聞きいれてもらえなかったそうです。
 日村「言いながら、(あれ、俺これ前も提案したなぁ・・・)って思っちゃう」
 ノンストップ!が始まってからこんな話が始まるようになりましたね。
 
③日村の寝床カチカチ事件
 ある日、いつも手伝っているスカイラブハリケーンの桜井さんが
 眠くなってしまった時に、自分が用意した寝床を「使っていいよ」と
 日村さんが譲ってくれたそうです。
 そこに横になった櫻井さんは、あまりの床の硬さにビックリしたのだとか。
 下にはヨガマットのみ。そこに、そのへんにある枕らしいものがあるだけ。
 でも日村さん曰く、最初はヨガマットもなくて、本当に床だった、と。
 でも、日村さんは自覚としてちょっとそっち方面の人なので大丈夫!と
 なんども言っておりました。
 日村「ギリギリこっちの人だから。隣の人はそっちだから。
    設楽さんなんか遠すぎておれのこと見えないだろうけど」

④設楽さんのオナラ事件
稽古場で、設楽さんがオナラをするたびに、拍手が起こる現象。
及び、あまりにも沢山出る日に何度もやられて
ちょっとめんどくさくなっちゃった
という、本当にどーでもいい稽古場のノリのハナシ(笑)
でも、拍手になる前はバナナマンはお互いのオナラに
「ありがとうございます」と礼をしたりしてふざけていたらしい。

⑤設楽さんが帰ったあと、10分後に帰る日村さん
 やっぱり、朝の帯をかかえている人よりも早く帰るのは忍びない日村さん。
 「あとよろしく~」とカエル設楽さんを見送って単独練習を開始し、
 一つネタをやったくらいで・・・「やっぱり設楽さんいないとダメだよね」
 とスタッフに言い出し、自分も帰ってしまうそうです。
 「でも、毎回10分じゃないよ、1時間の時もあった!」と熱く話す日村さんと
 別にどーでもよさそうな設楽さんのコントラストが面白かったです。

⑥設楽さんが帰った後、ちょっとのんじゃう日村さん
 「これは、ちょっとじゃないね、いっぱいのんじゃったね」
 うん。いいんじゃないですか?(笑)


今回のライブでも他にもいろいろあったなー、
と、DVD片手にトークを進める二人。

日村さんの自前の衣装がことごとく採用される話もしていました。

今回で言うと、最初のネタのちょっと変なオジサンのネタで
日村さんが着ているのは自前の洋服。
ジャケットはすぐに採用され、その下に着るものが決まらなかったのですが、
持参したTシャツを「ちょっとそれなに!」と設楽さんに見つけられて、
即採用になったそうです。
採用率が高いのは嬉しいけれど、ダサイ役とか変な役の時に採用されるのが
ちょっと納得いかない感じの日村さんです。
でも、衣装一つから決めていくライブは、とても大変だろうけど
やっぱりすごく楽しいんだろうな、とこんな時の二人の顔をみていると思います。

あとは、やっぱり『善養寺あきら』のネタは思い出深いようです。

日村さんはなんとなくいそうな大御所の歌手を演じているのですが、
日村「俺自身にあーゆー要素があるんだと思う」
設楽「あるかもね。あんな人だよね」
日村「セリフとかもスッと入ってきたしね」

途中で設楽さんが肩甲骨の下に手を入れて、
「痛い痛い痛い!」と言いながらストレッチする場面があるのですが、
だんだん前にいっちゃう日村さん、とか、
ちょっとづつネタが変わっていった箇所もあるようで。

日村さんが「あの時の(マネージャー役の)設楽さんの表情、よかったよね」
という言葉を出したのをきっかけに、
そういえば舞台上ではお互いに必死すぎて、
相手の事を見ているようできちんと見れていないという話になりました。
DVDになって初めて、(こんな顔してたんだ)って思うのだとか。

日村「赤えんぴつの時なんて、ちゃんと見てる?」
設楽「ほぼ見てないね」
日村「帽子深くかぶってるよねー」
設楽「うん。ヤバイやつだと思われなきゃって思ってる」
日村「(笑)前からあんなに深かったっけ?」
設楽「でも、あんまり見えなくてもなと思って調節はしてるんだよ。
   でも・・・そうだな、もっとこう・・・」
日村「あれは自由演技みたいなとこあるもんね」
設楽「そうだね」

そして、今回初のゾンビ役に感慨深げな日村さん。
日村「とうとうゾンビになったんですよー」
本当はメイクもしようと思ってメイク道具も借りたのですが、
舞台の場面転換にメイクを間に合わせようとすると、
どうしても出来栄えがパンダみたいになっちゃって断念したそうですよ。
(そのかわり、年末のネタ番組ではしっかりゾンビメイクで登場していまいた。)

そして、ライブ最後のネタは、自身ではかなり難しかったようです。

設楽「一人二役とか、女装同士とか、伏線がつながるのとか、
   今までいろいろやってきたけど、なかなか難しいね。
   こう、自分の思っている(ライン)・・・まで到達するのが、難しい。
   もっと思い描くようにやりたかったんだけどね・・・
   舞台上で着替えたりするのも大変だったな。
   ついたて一枚あれば違ったかもしれないけど・・・」
そんな設楽さんの言葉を、ほぼ横向きで聞いている日村さん。

日村「音声に合わせなきゃいけないしね、大変だよね」

一番の表現者は、設楽さんの言葉をとても優しく聞いていました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ひとしきりライブのことを話し終わって一息つくバナナマン。

設楽「今日は、バレンタインだね」
日村「そうだねー、ありがとう」
設楽「ありがとう!・・・って、これね、もう言っちゃうよね。
   ・・・チョコ・・・もらえるのかなって!期待しちゃうよね!
   チョコもらうのって、いつまで嬉しいんだろうね?
   いくつになっても嬉しいよね!」
日村「そうだね(笑)」
設楽「うちのマネージャーが、よくできたマネージャーで、
   俺らがチョコもらえないんじゃないかと思って14日に
   イベントしてくれたんですよね!」
日村「ありがとーう!」
設楽「・・・でも、もしかしたらもらえないかもって言おうとしたけど、
   (最前列のお客さんの足元指さして)・・・なんか皆持ってるじゃぁ~ん!!
   でも、これが終わってから彼氏にあげるやつかもしれないよね」
日村「そうだよーわかんないんだから。ほんとはね、来てくれただけでありがたいんですから」
設楽「そうだね、ありがたいね」

そんな話をしながらも始終ニヤニヤするバナナマンは、とても可愛かったです。
そうか、嬉しいのか(笑)

というわけで、バナナマンにチョコレートを渡す会・・・じゃなくて、
握手会がスタートしました♪

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

当然のことながら、プレゼントを渡す人々はたくさんいらっしゃいました。
お二人の背後の段ボール箱にはみるみるうちに綺麗な袋が積み重なってゆきます。
私の渡したものも、無事にそこへ重なってゆきました。

そうそう、先ほどのフリートーク中に、
「昔、ライブとかばっかりやってた頃は、こうやってお客さんと
会ったり話す機会もあったんだけど、
 最近はそういう機会が減ってしまって・・・」
という言葉が設楽さんの口から出てきて、とっても嬉しく思いました。
少しでもそんな風に感じてくれているのだな、と。

そして握手させていただいた際に
その昔、劇場の横でグダグダ話していた頃に交わした
小さな小さな約束をきちんと覚えていて下さったことがわかり、
なんだか私はもう、胸がいっぱいでした。

どんな時でも変わらずに人の言葉をちゃんと受け止めようと
してくれる姿は、今も昔も変わりません。
それを目の当たりにして、この人を心から応援しようと思ったんです。

沢山の人の言葉に頷き、笑顔を返すお二人。
「雪の中来てくれてありがとう!」と皆に丁寧に繰り返す姿を見て、
あー、変わってないなと思えたバレンタインの夜でした。


やっぱり私、バナナマンが大好きです。

この気持ちが、チョコと一緒にお二人に届いていますように。